バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

流行語「インスパイヤ」

2005年11月15日 16時07分24秒 | ニュースで二言三言
今年の言葉は「郵政民営化」 ワード・オブ・ザ・イヤー【朝日新聞より】

インターネットや携帯電話サイトからの読者投票で今年の言葉を選ぶ「ワード・オブ・ザ・イヤー2005」(朝日新聞社主催)は、投票の集計と選考委員会による選考の結果、「郵政民営化」に決まった。選考委員特別賞には「想定の範囲内」が選ばれた。

「郵政民営化」は投票総数の4分の1以上を占めた。2位は「刺客」、3位は「想定の範囲内」、4位は「インスパイヤ」、5位は「小泉チルドレン」で、総選挙に関連した言葉が多かった。このほか上位には「JFK」「愛・地球博」「フォー!」「クールビズ」「ホリエモン」などが入った。

2005年11月14日19時54分



※この選考結果、やはり特筆すべきは「インスパイヤ」と言わざるをえない。ネット投票という選考ルールが選出に大きく作用したのは言うまでもないだろう。本ブログで「流行語大賞」の予測記事を立ち上げて思ったことだが、世間の流行語というのを考える際に、普段2ちゃんを中心とする「ネット村」に多少でも浸かっていると、それが一種のバイアスになるというか、真に世間で流行したものと、こういう「村社会特有の事情」の距離感をはかりづらくなってくることを感じた。しかしルールがネット投票だと、その距離感自体が消せるというか、村社会の事情を簡単に(かつ一見民主的に)フロントへ押し出すことも可能になる。その良し悪しは別として、こういう選考方法を採用している企画と、ネットユーザー間の折り合いをどうつけるかという問題は、今までもあったし、今後も多々出てくるだろう。

そんな「ワード・オブ・ザ・イヤー」。「インスパイヤ」を入賞させたこのイベント自体が、どう考えても「流行語大賞」にインスパイヤされた企画であるのは、皮肉としか言いようがない。もっと言えば、「知恵蔵」「現代用語の基礎知識」のインスパイヤみたいなものだけど。

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