【2005年版】今年の流行語大賞を完全予想(4)

さて「流行語大賞」である。１０月２５日に今年の一次予想企画をアップしたところ、昨日イベント主催のユーキャンより、実際のノミネート候補全６０ワードが発表された。結果を見ると、まあ予想通りのものもあり、同じ関連事件のキーワードが別の言葉で言い換えられているのもあり、全く「想定外」（←ノミネート済）の結果もありで、それぞれ感慨深い。ひとまずその全６０ワードを掲載し、こちらの事前予想と合わせて検証する。予想の修正は別途。

※１０月２５日付「ありがちだが、今年の流行語大賞を完全予想」　(1)・(2)・(3)も良ければごらんください。

【今年度ノミネートの全６０ワード】
「愛・地球博」 「iPod」 「悪質住宅リフォーム（リフォーム詐欺）」 「あざーす」 「アスベスト（被害）」 「頭がいい人、悪い人の○○○」 「圧勝」 「打ち水大作戦」 「鬼嫁」 「おひとりさま」 「かるくヤバイ!?」 「官製談合」 「寒天レシピ（または春雨ヌードル）」 「クール・ビズ」 「くの一候補」 「小泉劇場」 「小泉チルドレン（小泉シスターズ）」 「子育て支援」 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか？」 「ＪＦＫ（ウィリアムス、藤川、久保田）」 「刺客」 「ジャンガ、ジャンガ♪」 「食育」 「女性専用車両」 「スタンディング・バー（立ち飲み屋）」 「戦後60年」 「想定内（外）」 「第3のビール」 「○○タン」 「ちょいモテ、ちょいワル」 「ディープインパクト」 「敵対的買収」 「電車男」 「ＮＡＮＡ」 「『なまら』『せんない』」 「２０××年問題（…6、7、8年など）」 「日勤教育」 「ネット心中」 「脳力」 「のまネコ」 「ハードゲイ」 「ハイ×５♪あるある探検隊♪」 「ヒラリーマン」 「ヒルズ族」 「フィッシング」 「フォーーー！」 「富裕層」 「ブログ」 「平成の大合併」 「ポスト小泉(麻垣康三)」 「ボビーマジック」 「ホリエモン」 「ホワイトバンド」 「ムシキング」 「村上ファンド」 「メイドカフェ」 「萌え○○」 「ＭＯＴＴＡＩＮＡＩ（精神、運動）」 「郵政民営化」 「ロハス」


【感想】
○前年ノミネート済みワードの重複ノミネートはやっぱりなかった。企画の趣旨を考えれば当然だったのかもしれないが。なので「電車男」等は当然選外。その替わりか「萌え○○」がノミネート。何だそれ。逆に「ホリエモン」なんて全然今年じゃねえだろと思うのだが、去年のを確認したら「ライブドア」がノミネートされていて「ホリエモン」は選外でした。にしても今年じゃないと思うけどな。

○ヒットした映画・テレビ・本の題名がまんまノミネートという慣例も例年通りで、さおだけ屋はなぜ潰れないのか？」「ＮＡＮＡ」とか、もう言い飽きたがそれは流行語じゃねえだろ。あと「かるくヤバイ!?」とか、使われてないから。

○２年連続トップ１０入賞のお笑い関連は、今年ノミネートはあっても入賞はキツイのではと前回予想したが、流行語大賞の選考基準は、予想していたよりずっと前例主義だったようで、かなり前に風化済みの「あるある探検隊」までがノミネートしているのを見て、多分今年も「フォーーー！」 入賞で決まりかと考え直しました。

○スポーツ用語はやはりノミネート数が少なかったが、競馬をスポーツのくくりに入れるのが適当かは別にして「ディープインパクト」 はすっかり予想の頭から抜けていました。入賞は微妙だが全くないとも言えないレベル。「交流戦」がないのはやや意外。個人的に一番キーワードとしてしっくりくるのが「ＪＦＫ」 なので、その阪神に圧勝の千葉ロッテ関連で「ボビーマジック」も入賞濃厚か？関係ないが、別の予想記事(「今年の漢字」予想)で圧勝の「圧」を候補に入れていたのだが、そのまんま「圧勝」が、こっちでノミネートしていたのも意外。

◎さて大賞の最有力候補である「郵政解散→衆院選」関連だが、事象そのものズバリの「郵政解散」ではなく「郵政民営化」がノミネート。これだと９７年入賞済の「郵政３事業」とカブるし、「今年」な感じがしない気もしていたのだが。選挙関係では「刺客」以外に「くの一候補」 「小泉劇場」 「小泉チルドレン（小泉シスターズ）」 と大量ノミネート。意味が重複するキーワードが多いだけに、前回予想でも触れたが、複数用語をひとくくりにして「小泉郵政解散用語」が大賞みたいな流れになるかも知れない。一方「造反議員」は選外。考えてみれば当然かもしれない。入賞しても表彰式出席のオファーできないし。