2014年9月10日にダイヤモンドクロッシングを紹介した名古屋鉄道築港線ですが、素人的に見ると不思議な光景が毎日繰り返されていますので紹介します。。

その前にこの区間を少しおさらいしますが、
○区間は常滑線大江駅から分岐する総延長1.5kmの盲腸線
○途中駅はなく大江駅の次は終点東名古屋港駅
○運行は朝及び夕の通勤時間帯のみ
○列車はワンマン4両編成の同じ車両のみが行ったり来たり
となっており、東名古屋港駅周辺にある事業所への重要な足となっています。
まとめてみますと、
両駅間の間の単線線路間には、朝から晩まで同じ1編成のみの車両が行ったり来たりするだけで、基本的に他の車両は運行されないものです。
基本的にとしたのは、ダイヤモンドクロッシングで交差する名古屋臨海鉄道東港線を介して車両/資材の搬入や廃棄車両の搬出が不定期にあるためです。
それではこの築港線の面白い光景を見てみましょう。
この区間が手動閉塞のスタフ閉塞式の信号システムを採用している事により、以下の1)~9)が毎日繰り返されます。
1)大江駅駅員(以下、「駅員(1)」)合図の元、大江駅5番線を4両編成ワンマン電車が東名古屋港駅に向け出発

2)2~3分で東名古屋港に到着

3)運転士が通票(スタフ、タブレットと同類)を持ち、あらかじめホームで待機している大江駅からやって来ている駅員(以下、「駅員(2)」)に渡し運転席から降りる
4)運転士、駅員(2)が二人して雑談もしながらホームを歩いて反対側の大江駅側運転席に歩いて行き、運転士が運転席に入る

5)と同時に、通票がホームにいる駅員(2)から運転席に入った運転士に渡る
6)ホームで駅員(2)の出発の合図の元、電車は大江駅に向け出発
7)大江駅到着後、運転士が通票を持ち、あらかじめホームで待機している駅員(1)に渡し運転席から降りる

8)運転士、駅員(1)が二人して雑談もしながらホームを歩いて反対側の東名古屋港駅側運転席に歩いて行き、運転士が運転席に入る

9)と同時に、通票がホームにいる駅員(1)から運転席に入った運転士に渡る
この後は1)に戻り、これを平日定期として朝は8往復、夕は7往復繰り返すことになります。
ほかに臨時便が設定されていますが、いずれも同じ車両での運行となっています。
素人目に見ると、運転士~駅員(1)及び運転士~駅員(2)間の通票受け渡しは全く無駄なように見えます。(運転士が持って運転席間を移動すればいいような・・・、通票受け渡しの意味がないような・・・)
しかしながら、たまたま一駅間しかなく、それも1編成しか入らない運行であったと考えればこのスタフ閉塞式信号システムでは、規則に則った当たり前の光景なんでしょうね。
なかなか面白い光景ですので、興味のある方は出かけてみて下さい。


その前にこの区間を少しおさらいしますが、
○区間は常滑線大江駅から分岐する総延長1.5kmの盲腸線
○途中駅はなく大江駅の次は終点東名古屋港駅
○運行は朝及び夕の通勤時間帯のみ
○列車はワンマン4両編成の同じ車両のみが行ったり来たり
となっており、東名古屋港駅周辺にある事業所への重要な足となっています。
まとめてみますと、
両駅間の間の単線線路間には、朝から晩まで同じ1編成のみの車両が行ったり来たりするだけで、基本的に他の車両は運行されないものです。
基本的にとしたのは、ダイヤモンドクロッシングで交差する名古屋臨海鉄道東港線を介して車両/資材の搬入や廃棄車両の搬出が不定期にあるためです。
それではこの築港線の面白い光景を見てみましょう。
この区間が手動閉塞のスタフ閉塞式の信号システムを採用している事により、以下の1)~9)が毎日繰り返されます。
1)大江駅駅員(以下、「駅員(1)」)合図の元、大江駅5番線を4両編成ワンマン電車が東名古屋港駅に向け出発

2)2~3分で東名古屋港に到着

3)運転士が通票(スタフ、タブレットと同類)を持ち、あらかじめホームで待機している大江駅からやって来ている駅員(以下、「駅員(2)」)に渡し運転席から降りる
4)運転士、駅員(2)が二人して雑談もしながらホームを歩いて反対側の大江駅側運転席に歩いて行き、運転士が運転席に入る

5)と同時に、通票がホームにいる駅員(2)から運転席に入った運転士に渡る
6)ホームで駅員(2)の出発の合図の元、電車は大江駅に向け出発
7)大江駅到着後、運転士が通票を持ち、あらかじめホームで待機している駅員(1)に渡し運転席から降りる

8)運転士、駅員(1)が二人して雑談もしながらホームを歩いて反対側の東名古屋港駅側運転席に歩いて行き、運転士が運転席に入る

9)と同時に、通票がホームにいる駅員(1)から運転席に入った運転士に渡る
この後は1)に戻り、これを平日定期として朝は8往復、夕は7往復繰り返すことになります。
ほかに臨時便が設定されていますが、いずれも同じ車両での運行となっています。
素人目に見ると、運転士~駅員(1)及び運転士~駅員(2)間の通票受け渡しは全く無駄なように見えます。(運転士が持って運転席間を移動すればいいような・・・、通票受け渡しの意味がないような・・・)
しかしながら、たまたま一駅間しかなく、それも1編成しか入らない運行であったと考えればこのスタフ閉塞式信号システムでは、規則に則った当たり前の光景なんでしょうね。
なかなか面白い光景ですので、興味のある方は出かけてみて下さい。
