神奈川県建築士会 建築環境部会 活動報告

建築環境部会の活動報告などを掲載します。

平成31度「第三回建築環境部会」及び「省エネ計算連続勉強会(第一回)」の報告

2019年06月09日 | 環境■温熱環境
平成31度「第三回建築環境部会」報告
日  時: 令和元年6月3日(月)15:00~17:00
場  所: 神奈川県建設会館5階  建築士会 会議室
部  会: 報告事項
       議事1 「感境建築コンペ」について
           スケジュールの確認
           公開審査会場の予約 波止場会館5階
           12月14日 13:00~17:00  
                   
       議事2 勉強会と性能住宅の体感会
           「省エネ計算連続勉強会」(第一回)
           担当者決め
           体験会の打ち合せ
           部会後の勉強会準備

                          部会風景       参加者6名
           「省エネ計算連続勉強会」(第一回)」
住宅性能説明の義務化・外皮性能及び省エネ性能算出の勉強会
日  時: 令和元年6月3日(月)18:00~20:00
場  所: 神奈川県建設会館3階  建設会館3F 311会議室

多くの方に参加頂きました。又多くの質問もあり、熱心な学習が出来ました。

                          学習風景
                  感境建築 を目指して
            (ここちよいと 感じる建築の ものさし さがし)


『感境建築』という言葉は、建築環境部会の勉強会の会話の中でつくられた造語です。
心地よいと感じる境目を“ 環 ”ではなく『 感 』でとらえようという意図です。
 人間の快適性に影響を与える大きな要素は6つ(気温・湿度・気流・放射・着衣量・活動量)あります。
その他に空気の環境、光、音響、色彩、香り、臭い、振動や地盤の状況などがあります。
それらは、基本的に数値で表す事が可能ですが、人が感じる快適さ、不快感はひとそれぞれです。今後、2020年の省エネ基準義務化などでは、定量的な数値で示すことが求められています。
計算ソフトなどにより与えられた数値に納まるように書類を作成すれば良いのでしょうが、その導き出された数値で、本当に快適な建築環境が構築されているのか判断がしにくいのではないかと思います。
数値は指標の一つに過ぎないので、それぞれの環境に住む人々、作業する人々の体感という部分についても、新しい指標があるべきではないでしょうか。
今後地球環境、自然環境、地域環境の中で人の五感や感情を大切にして建築設計に携わって行きたいと考えています。
 人は感情の起伏を持っている生き物ですから、それまで快適と感じていた空間でも、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚、想覚・・・などの要因や刺激などから不快になる事があります。
このように今まで建築の分野ではあまり検討されているようで、されていないテーマなどを色々と取り上げてメンバーで勉強会を定期に実施し、建築感境のデザインコードの構築を模索しています。

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