神奈川県建築士会 建築環境部会 活動報告

建築環境部会の活動報告などを掲載します。

令和元年度「第七回建築環境部会」報告

2019年10月16日 | 環境■温熱環境
令和元年度「第七回建築環境部会」報告
日  時: 令和元年10月7日(月)15:00~17:00
場  所: 神奈川県建設会館5階  建築士会 会議室
部  会: 報告事項
       議事1 「感境建築コンペ」について
           一次審査会について           
           公開審査 12月14日14:00~17:00 波止場会館 日時確認
          
       議事2 勉強会と性能住宅の体感会
           「省エネ計算連続勉強会」(第三回)
            体験住宅の外皮平均熱貫流率、平均日射取得率の計算
            次回予定 12月2日 一次エネルギー消費量の計算
       議事3 研究会など今後について
            里山住宅博(つくば)伊礼先生等の住宅を見学
            メーリングの検討
           
                       参加者5名
           「省エネ計算連続勉強会」(第三回)」
体験住宅の外皮平均熱貫流率、平均日射取得率の計算
日  時: 令和元年10月7日(月)18:00~20:00
多くの方に参加頂きました。又多くの質問もあり、熱心な学習が出来ました。

「感境建築コンペ開催」

感境建築コンペ2019  町と家の「あいだ」を考える
現在、快適性の指標においては、おもに定量的指標としてさまざま
なものがあります。また、五感や心理(感情)などの定性的な面も
含めて、人が心地よいと「感」じる「境」があると考えられます。
そして居心地の良さを考えるとき、良いと感じるその「境」は、家
の内だけでなく、広くいえば町と家の「あいだ(間)」まで
いろいろな場面にあると考えられます。
そこで神奈川県内の既製市街地において、心地よく感じられる住宅
の内と外の関係を考えた住宅作品やアイディアを募集します。

●表彰
最優秀賞1点 賞金20万円
提案部門 優秀賞 賞金5万円 審査員特別賞
実作品部門 優秀賞 賞金5万円 審査員特別賞

●審査委員 
審査委員長 伊礼 智  建築家・伊礼智設計室
審査委員  関本 竜太 建築家・リオタデザイン
        甲斐 徹郎 株式会社チームネット
        吉田 貞夫 (一財)神奈川県建築安全協会理事長
        金子 修司 (一社)神奈川県建築士会会長

●募集内容
募集資格 個人、グループ、国籍、年齢は問いません。
募集条件 神奈川県内敷地を対象として以下部門の提案を募集します。
提案部門 実作品部門 ※新築/リノベーションいずれも可
※いずれの部門も他コンペ等未応募のものに限ります。

●応募期間等
募集期間  2019年9月1日(日)~2019年10月31日(木)必着
公開最終審査会  2019年12月14日(土)午後
作品提出先と詳細はこちらをご覧下さい。
http://.kanagawa-kentikusikai.com/osirase/compe/wordpress

キックオフイベント開催(公開シンポジウム開催)
感境建築コンペ2019を題材とした公開シンポジウム

日時:2019年8月31日(土)14:00~16:30(13:30受付開始)
会費:無料
会場:波止場会館4階ホール (横浜市中区海岸通1-1)
対象:建築士会会員 一般 学生

●コンペテーマによるシンポジウム趣旨
現在、快適性の指標においては、おもに定量的指標としてさまざま
なものがあります。また、五感や心理(感情)などの定性的な面も
含めて、人が心地よいと「感」じる「境」があると考えられます。
そして居心地の良さを考えるとき、良いと感じるその「境」は、家
の内だけでなく、広くいえば町と家の「あいだ(間)」までいろ
いろな場面にあると考えられます。
そこで、人が心地よいと「感」じる「境」についてをテーマとした
シンポジウムを開催します。

●パネラー
伊礼 智  建築家・伊礼智設計室 関本 竜太 建築家・リオタデザイン
甲斐 徹郎 株式会社チームネット コーディネーター 寺本 勉(主催事務局)

主  催:(一社)神奈川県建築士会 担当:技術支援委員会建築環境部会
後  援:神奈川県 (一財)神奈川県建築安全協会
     (一社)神奈川県建築士事務所協会
(公社)日本建築家協会関東甲信越支部JIA神奈川
特別協賛 (株)総合資格(総合資格学院)
協  賛 (株)アップルゲートジャパン (株)丸和
     (株)EMMAX  横浜エレベータ(株)
※本事業は(一財)神奈川県建築安全協会 平成30・31年度社会貢献事業助成事業採択により実施しています


感境建築 を目指してここちよいと 感じる建築の ものさし さがし
『感境建築』という言葉は、建築環境部会の勉強会の会話の中でつくられた造語です。
心地よいと感じる境目を“ 環 ”ではなく『 感 』でとらえようという意図です。
 人間の快適性に影響を与える大きな要素は6つ(気温・湿度・気流・放射・着衣量・活動量)あります。
その他に空気の環境、光、音響、色彩、香り、臭い、振動や地盤の状況などがあります。
それらは、基本的に数値で表す事が可能ですが、人が感じる快適さ、不快感はひとそれぞれです。今後、2020年の省エネ基準義務化などでは、定量的な数値で示すことが求められています。
計算ソフトなどにより与えられた数値に納まるように書類を作成すれば良いのでしょうが、その導き出された数値で、本当に快適な建築環境が構築されているのか判断がしにくいのではないかと思います。
数値は指標の一つに過ぎないので、それぞれの環境に住む人々、作業する人々の体感という部分についても、新しい指標があるべきではないでしょうか。
今後地球環境、自然環境、地域環境の中で人の五感や感情を大切にして建築設計に携わって行きたいと考えています。
 人は感情の起伏を持っている生き物ですから、それまで快適と感じていた空間でも、視覚、嗅覚、聴覚、触覚、味覚、想覚・・・などの要因や刺激などから不快になる事があります。
このように今まで建築の分野ではあまり検討されているようで、されていないテーマなどを色々と取り上げてメンバーで勉強会を定期に実施し、建築感境のデザインコードの構築を模索しています。

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