雲外蒼天~一期一会のんびりと~

山歩きや旅を趣味に、日々のんびりと。

東北・朝日連峰No2

2011-10-14 09:50:44 | 山旅日記
9月15日
大鳥→泡滝ダム→大鳥池→オツボ峰→以東岳→狐穴小屋



山里の朝は静か。
川の流れる音が響き渡り気持ちがよい。



宿の息子さんに車で泡滝ダムまで送っていただく。
いよいよ朝日連峰縦走の始まりだ。



登山道は清流沿いをしばらく行く。
ブナ林がとても美しい。



しばらくすると吊り橋。
2回吊り橋を渡れば、七曲りの登りに取り付く。



ブナ林はいたるところから湧き水が流れる。
ありがたい自然の恵み。



七曲りの急登の先には手作りの道標。
遊び心があって、見ていて楽しい。
先っぽが欠けているのは、クマさんの仕業とか・・・。



大鳥池の畔に建つ大鳥山荘。
ここまできてようやく以東岳を望むことができた。
東北の山は奥が深い。



大鳥山荘の通称は「タキタロウ山荘」。
大鳥池にはタキタロウという巨大魚がいる伝説がある。



イワナ・イトウ・ヒメマス……?、「釣り吉三平」にも登場した巨大魚・タキタロウ。
ロマンあふれる湖だ。



湖畔から眺める以東岳。
頂上直下には以東小屋・・・。



大鳥池からはオツボ峰を経由する道へ。
湖畔からはいきなりの急登。
ブナ林の見上げるような急登、とにかく暑かった・・・!
この日の下界は最高気温34℃だったとか。。。



しばらく登れば森林限界を越え、気持ちのよい高山帯。



振り返れば登ってきた尾根と大鳥池。
湖畔にはタキタロウ山荘も。



以東岳を眺めながらの稜線歩き。



オツボ峰から振り返る。
右手には茶畑山に続く山稜。
残雪期に歩かれるようだ。



オツボ峰から望む障子ヶ岳や天狗角力取山方面。
ここから天狗小屋に向かう道は藪に覆われていた。



以東岳への稜線歩き。
曇り空になってしまったが、遠くにピラミッド型の山が見えてきた。
朝日連峰の主峰・大朝日岳だ・・・!



目指す大朝日岳(左)ははるか遠い。



朝日連峰の北の重鎮・以東岳(1771m)。



以東岳より望む大鳥池。
すぐ下には以東小屋。



まさに熊の毛皮。
よくできたもんだなぁ・・・と妙に感心。
見たかった景色のひとつである。



以東岳から望む主稜線。



休憩がてら以東小屋を見に行った。
中はとても綺麗。
展望抜群のこの小屋にも泊まってみたいものだ。



ガスが湧いてきてしまったので、少し迷ったが狐穴小屋へ向かうことに。

草原の中につづく一筆の道。
しばらく歩いているとふたたび青空も広がってきた。



気持ちのよい稜線歩き。最高だ!!



爽快な稜線。気持ちが良すぎて、走り出したそうだった・・・。



朝日連峰の主稜線の真ん中に建つ狐穴小屋。
振り返ると以東岳はすっかり雲の中。



小屋の目の前にひかれている水場。
朝日連峰の稜線は水が豊富。
ほんとありがたい。山の恵みに感謝である。
   
         ~つづく~

[画像]
①以東岳より望む大鳥池。
②登山口・泡滝ダム。
③山旅の始まり。
④岩魚がたくさんいそう・・・。
⑤七ッ滝沢を渡る。
⑥ブナ林の恵み。
⑦なんだか遊び心があって嬉しい。
⑧大鳥山荘。
⑨通称、タキタロウ!
⑩湖畔を少し歩き、見晴らしの良い大岩の上より望む大鳥池。
湖を見守るように以東岳(左)が聳える。
⑪以東岳をズーム。頂上直下の以東小屋もくっきりと。
⑫巨大魚伝説の湖をあとに急登へ。
⑬ブナ林の激しい急登を抜ければ・・。
⑭大鳥池を振り返る。
⑮以東岳を眺めながらの稜線歩き。
⑯オツボ峰より歩いてきた稜線をみる。
⑰障子ヶ岳(左)や天狗角力取山方面。
⑱朝日連峰の主稜線が初めて視界に。
⑲目指す大朝日岳。
⑳以東岳山頂。
②①以東岳より俯瞰する大鳥池。頂上直下には以東小屋(左)。
②②この池のどこかに巨大魚・タキタロウはいるのだろうか?
②③以東岳から伸びる朝日連峰の主稜線(中央)。
②④以東小屋。頂上から往復7~8分。
②⑤気持ちの良い主稜線。
②⑥最高に気持ちが良い草原の一本道。
②⑦鼻歌を歌いながら・・・。
②⑧狐穴小屋。
②⑨一年中涸れることがないという。

(参考)
泡滝ダム645
800七ッ滝沢810
915大鳥池(タキタロウ山荘)1005
1235オツボ峰1245
1340以東岳1450
1650狐穴小屋

東北・朝日連峰No1

2011-10-13 17:11:30 | 山旅日記
9月14日
山形→仙台→山寺・立石寺→山形→鶴岡→大鳥



夜行バスで山形へ。
初日は朝日連峰の登山口・大鳥までの移動のみ。
山形から鶴岡へ向かうバスの時間までゆっくりと観光することにした。



暇つぶしに仙山線に揺られ仙台へ。
こういうローカル線でののんびり旅が自分は好きだ。



山寺・立石寺はとても雰囲気が良かった。五大堂からはのどかな山里の風景が広がる。



山形から鶴岡に移動し、さらにバスを乗り換え大鳥へ。
曇り空で月山や鳥海山は見えない。
バスの車窓からはどこまでも広がる田んぼ、気持ちのよい風景。



朝日連峰の北の玄関口・大鳥。
バス亭の真ん前には今晩お世話になる旅館・朝日屋。



家族でやられている朝日屋。
夏は以東小屋を管理されているという、宿の息子さんにあれこれ貴重な話を伺った。
残雪の時期の朝日連峰も面白そうだ。

夕食はボリューム満点!



山形の名物・芋煮。



宿の壁にはたくさんの魚拓。
釣り人もたくさん訪れるようだ。

ふと外に出ると、心地よいヒグラシ(蝉)の鳴き声が響いていた。

         ~つづく~



ままどおる

2011-10-13 16:08:41 | グルメ
飯豊連峰のお土産、喜多方ラーメンとままどおる。

福島県会津地方、また行きたいですね。

準備中

2011-10-12 15:23:19 | 日記
2年ぶりのロングトリップに向け、準備中です。

アイゼン(厳冬期用)やピッケルも久しぶりに。
3月の南アルプス・北岳、5月の北アルプス剱岳・長次郎谷以来でしょうか。

ワクワク、楽しみです!

剱岳・早月尾根~立山No2

2011-10-11 22:03:23 | 山旅日記
9月11日
剱沢小屋~別山乗越(剱御前小屋)~別山~立山(富士ノ折立・大汝山・雄山)~一の越~立山室堂

剱岳そして剱沢小屋は5月の長次郎谷以来4ヶ月ぶり。
皆さんに暖かく迎えてもらう。
アンヌルシェルパとは1年ぶり。



夜はアンヌルや新平さんと飲みながら、いろいろ話した。
剱沢小屋はいつ来てもほっとする。
ユーモラスなTガイドや、常連のT夫妻ともお会いすることができた。
Tガイドは相変わらず良い感じ・・・(笑)



夜は綺麗な星空。
満月で星の数は少なかったが、月夜に照る剱岳が見事だった。
小屋上の池でミニ三脚を使い、写真を撮ってみたがなかなか良いものが撮れた。

そして明くる朝は快晴!



小屋の方々に挨拶し出発。
Yちゃんと相談し、今日は立山を縦走することにした。
剱御前小屋への道中、振り返れば剱岳。雄大だ。



別山乗越にあがれば、北アルプスの山々や石川・白山が目に飛び込んでくる。



剱御前小屋では支配人の坂本さんをはじめ、スタッフの方々と5月以来の再会。
ネパールからはサンゲシェルパが今年も働きにきていた。



別山乗越からは剱岳を眺めながらの快適な稜線漫歩。
目を転じれば、一ノ越の遥か向こうには、夏働いていた木曽御嶽山も。



別山へと向かう稜線から眺める剱岳。
カッコイイ!!



無風快晴、別山からは気持ちの良い稜線を立山へ。
左手には常に後立山連峰。



眼下には室堂平。
ミクリガ池が一際綺麗、その背後には大日連山。
富山の街並みや日本海もよく見える。



真砂岳から富士ノ折立へ。
振り返れば別山の上に顔を出す剱岳。



富士ノ折立の岩峰には寄らずに大汝山山へ。
ゴロゴロ広がる大きな岩の上を歩けば、立山連峰の最高峰・大汝山。
なぜか頂上にはセミがいて、頑張って鳴いていた。
セミも涼みに高山へ?
でも、鳴き声はいまいち。
セミも高山病になってたり・・・!?



すぐお隣には立山・雄山。
標高3000mの岩峰の上には立派な神社という、なんとも不思議な光景。



大汝山からは眼下に黒部ダム。
エメラルドグリーンな湖面。



立山・雄山はものすごい人で賑わっていた。
次から次へと登ってくる人・人・人……。
老若男女、ここが3000m級の山とは思えない光景が広がっていた。



一ノ越から立山室堂へ下山してからは富山へ。
富山といえばやっぱりこれ。
美味しかった・・・!



北アルプス・剱岳。
去年からやりたいと思っていた「早月尾根を一気に抜け剱沢へ」。
無事にやり遂げることができた。
多くの方々にも出会え(再会)た、楽しい山旅でありました。

[画像]
①三田平から望む朝の剱岳。
②こじんまりとした剱沢小屋。
③夜明けの剱岳・八ツ峰。
④一番好きな山、剱岳。
⑤剱御前小屋から望む北アルプスの山並み。
中央にはボリュームある山容の薬師岳。
⑥剱岳を眺めるYちゃん。
⑦一ノ越の向こうには北アルプス南部の山々。
(左より)水晶岳・雲の平・笠ヶ岳・浄土山。そして笠ヶ岳の左奥には木曽御嶽山。
⑧剱岳と剱沢。毛勝三山(左奥)や白馬三山も。
⑨残雪のこる内蔵助カール。
その背後にはずらりと並ぶ後立山連峰。
⑩室堂平と大日連山。
⑪富士ノ折立から振り返れば真砂岳(中央下)に別山。
剱岳が顔を覗かせる。
⑫立山・大汝山。
⑬大汝山から望む雄山。
⑭俯瞰する黒部ダム。
⑮立山・雄山。頂上神社への参拝は有料・・・。
⑯富山といえばこれ!
⑰別山北峰より剱岳を望む。しばし眺めていました。