雲外蒼天~一期一会のんびりと~

山歩きや旅を趣味に、日々のんびりと。

春の立山・剱岳No1

2011-05-29 18:11:19 | 山旅日記
5月15日~5月19日
北アルプスは立山・剱沢へ。
半年ぶりに眺める北アルプス・剱岳。
晴天に恵まれ、剱岳にも登ることができました。

5月16日

富山→立山室堂→雷鳥沢→別山乗越(剱御前小屋)→剱沢小屋

池袋から夜行バスで富山へ。
朝の静かな富山駅からは、電鉄富山で立山へ向かう。
車窓からはたんぼの向こうに立山連峰。



のどかな田園風景。
「帰ってきたな~」と思った。
久しぶりの雪山、ドキドキ感とワクワク感が交差する気持ち。
山を始めた時のようなあの気持ちを久しぶりに感じていた。



立山駅からケーブルカーで美女平へ。
あっという間に高度をあげる。





美女平からは高原バスに乗り換え立山室堂へ。
立山杉や、落差日本一の「称名滝」を眺めながらバスに揺られて行くとやがて弥蛇ヶ原。



雪深い雪原の向こうには大日連山。
右手には鍬崎山や重量感のある薬師岳。
天狗平からは剱岳が鋭い。





両側の雪壁も徐々に高くなり、やがて「雪の大谷」。
見上げる雪・雪・雪...。

雪の時期に富山側から上がるのは初めて。
「雪の大谷」・・・よく除雪しましたね(笑)



やがて立山室堂。
雪の立山連峰が迎えてくれる。
まずは富山県警山岳警備隊の室堂派出所へ。
常駐隊のHさん・Mさんに出迎えていただき、近況やらをお話しする。
1時間ほど、高度順応を兼て、ゆっくりさせていただいた。



立山室堂は観光客で賑わっていたが、平日ということもあり観光客は少なめ。

しかし見るからに雪は多い。
ところが、警備隊の方に聞けばこれでも先週の大雨で大分雪は解けたという・・・。
今冬の豪雪が思い知れました。

~つづく~

[画像]
①別山乗越から眺める剱岳。半年ぶりのご対面。
②たんぼの向こうに北アルプスの山並み。中央に剱岳、左は大日連山。
③立山ケーブル。
④立派な立山杉。
⑤日本一の落差、名漠・称名滝。
その右側には雪解け時限定のハンノキ滝。
⑥バスの車窓から眺める弥蛇ヶ原の雪原と大日連山。
⑦⑧初めて見る雪の大谷。
除雪車フル回転で、どれくらいかかるんだろうか?
⑨室堂から仰ぐ立山。
雄山・大汝山・富士ノ折立と連なる(右から)。
⑩みくりが池付近から剱御前を見上げる。
中央にはこれから登る雷鳥沢。
左には剱岳の稜線(早月尾根)が重なる。
右の高みは別山。

2011-05-28 15:22:42 | 日記
今週の火曜日、遅ばせながら映画「岳」を観ました。

話題の映画ではありましたが、あまり期待はせず、大画面で雪山の映像を観れる!、複数の知り合いの方々が撮影に参加しているので観ようか、という感じ。

漫画も創刊当時に最初の数巻を読んだぐらい。
純粋に映画として観ました。



賛否両論あるようですが、僕個人の観た感想としては、これはこれで良いんじゃない・・・と思いました。

何よりも穂高岳を初めとする雪の山々が美しかったです。
映画館の大画面で観るのはたまりません。



岳の舞台は穂高岳、実は僕の本格的な初登山の舞台も穂高岳なのです。
あの時以来、何度か穂高岳に行きましたが、すべて積雪期。

この数年、夏は小屋番をしていたので出掛けることができませんでした。
今年の夏はあの岩稜線を縦走したいなと思っています。



映画「岳」は遭難救助の物語。
映画はあくまで映画ですが、実際に山では四季を通し遭難が起きてます。
相手は大自然、山は怖いですね。



つい10日ほど前にも救助作業を間近に見る機会がありました。

大自然を相手にしているので何が起きるかはわかりませんが、救助隊のお世話にならずに、これからも山を楽しんでいければと思っています。

[画像]
①映画の主人公は三歩、意外にもなかなか良かったです。
②上高地から望む穂高連峰。
③奥穂高岳。2009年5月、静かな朝の涸沢で。
④北アルプス・剱岳。新雪を浴びてより一層美しい。2010年4月、雪深い剱沢で。
⑤今まで何度かこのような救助現場を目にしてきました。
そういう現場に直に接することで、山に対する考え方・向き合い方が少し変わった気が自分なりにはしています。

タカトピ

2011-05-22 23:08:12 | 日記
部屋の整理をしてたら、タカトピ(トピー帽)を発見しました。
トレッキングガイドに勧められて、ナムチェバザール購入したタカトピ。

その後はず~っと被ってトレッキングしていました



日焼けした顔にこれ被ってて、何度ネパール語で話かけられたことか(笑)

ツーリストはおろか、ネパール人も若い人はほとんど被らないタカトピ。
でもこれを被っていたことで、より現地に馴染めた気がしています。



このタカトピを見ると、2009年秋の濃密な時間を思い出します。

[画像]
①タカトピ(トピー帽)。
②ゴーキョピークで。
携帯写メで撮ったこの旅唯一の自画像。タカトピを被っています。
バックは世界最高峰・エベレスト。
③チョ・オーユ(8201m)。ヒマラヤ8000m峰登頂は夢。