腰痛の基礎知識

2014年12月13日 | ケア/故障
更に寒風が厳しくなった大阪市内ですが、脚はあまのじゃくで結構動いてくれました。

【今日の昼稽古】
内容     :アフリカLSDラン
走行時間   :1時間56分03秒
走行距離   :20.7km(月間累計:
92.2km
消費エネルギー:1,231kcal(月間累計:
5,441kcal

月間累計の値が前回とずれているのは、弊Blogを更新しない間も昼稽古に勤しんでいたからです。
頑張るべ-。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
標記の件、米国国立衛生研究所のニュースレターの転載です。
当たり前のことばかりですが、簡潔にまとまっているので掲載しました。


NIH News in Health, December 2014

腰痛対策

 アメリカ合衆国では、成人の約1/4が腰痛を患っているという調査結果もある。

 背部の構造は複雑である。その中心を走行するのは脊椎である。脊椎は24個の椎骨(頚椎7個+胸椎12個+腰椎5個)が積み重なって構成されている。椎骨の中央部にある椎孔という”トンネル”を脊髄が走行している。椎骨同士の間では、椎間板というスポンジ状の円板がクッション材としての役割を果たしている。そして椎骨同士を靭帯/腱が繋いでいる。

 腰痛の原因はそれこそ様々である。腰部の筋肉(脊柱起立筋など)の緊張増大や、椎骨/椎間板に発生した問題も原因となり得る。また、椎骨の骨折や腫脹の発生等も原因となり得る。ただ大半の症例については、原因を明確に突き止めるのは困難である。

 Rush大学医療センター(シカゴ)所属の整形外科医であるGunnar Andersson博士は、「医師でも腰痛の原因を正確に突き止められるのは稀である。また、原因が何かということには余りこだわっていない」と語る。

 加齢に伴い、人体は自然に変化する。椎間板は劣化するし、椎骨間の関節において関節炎が発生することもある。それらの変化はMRI等の画像検査装置で確認することは可能である。しかしそのような変化が発生しても、腰痛を覚えないという人も多い。となれば、それらの変化が腰痛の原因だと断定するのは困難である。

 肥満者/喫煙者では腰痛の発生率が高い。また、あまり運動をしない人でもよく見られるし、普段は運動しないのに突然激しい運動をするという人でもよく見られる。

 ただ幸運なことに、腰痛の大半は自然治癒する。腰痛を発症した人に対してAndersson博士は、まずは市販薬を服用すると共に、腰部に負担がかかる動作=物を持ち上げる/腰を曲げる・捻る動作を控えるように指導する。Andersson博士は「大半の症例については、2~3週間で症状が消失しているのが実態である」と語る。

 ただ一部には、腰痛が慢性化する例もある。腰痛が3ヶ月以上継続した場合、慢性腰痛と判断される。

 慢性腰痛の治療方法は、腰痛の原因によって異なる。椎骨骨折/腫脹が原因であれば、それらの治療は可能である。また、椎間板ヘルニア/脊柱管狭窄症/変性脊椎すべり症などが原因であれば、手術も選択肢の一つとなる。ただ大半の患者に関しては、手術は適切な治療方法ではない。

 大抵の場合、慢性腰痛も手術以外の治療方法で完治可能である。Andersson博士によると、もっとも重要なのは「腰痛をより悪化させない事」である。ある研究によると、腰痛患者でも身体を動かした方が症状が改善するとのことである。ここで大切なのは、腰部に負担がかかる運動は避けるべき、ということである。Andersson博士は、「痛みを恐れて、身体を動かさなくなることが無いようにするのが重要である。身体を動かすのであれば、その方法は何でも構わない」と語る。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 糖類/人工甘味料が健康に及... | トップ | リラクゼーション療法について ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ケア/故障」カテゴリの最新記事