プロスポーツ選手をサポートする怖さ

2012年03月24日 | Weblog
大相撲春場所も大詰めです。
今年は福島区野田に伊勢ノ海部屋と阿武松部屋が宿舎を構えている、と以前書きましたが、当堂にも力士のFさん(幕下上位だ)が来られました。腰痛で思い切った相撲ができずに一勝三敗と負け越しの瀬戸際に立たされている、とのことでした。詳しいお話を伺った所、「四股を踏む時に左腰椎付近に違和感がある」というのが主訴だったので、大腰筋が故障箇所と判断し、鍼治療を致しました。
治療が功を奏したのか、二連勝で五分五分まで星を戻したのですが、残念ながら最後の取り組みで負け越しが決定しました。
それでも、勝敗の差を最少に食い止められて=番付の下がりを最小限に留められてまだ良かったかな、と思います。

それにしても、治療は緊張しました。
スポーツの世界では、結果は「勝ち」と「負け」の2つしかありません。吾輩の治療で負傷部位の状態が本来の90%まで回復した、としても負けたら何にもなりません。ゼロ査定です。
もちろん、普段の治療も「必ず結果を出す」のは必須ですが、いつもに増して気合が入りました。

鍼灸マッサージの世界でも、「スポーツ選手のサポートがしたい」と門をたたく人は多いです。華やかだし、傍目にはカッコイイしね。
が、今回ばかりはその怖さを痛感しました。

今後も、今回学んだことを忘れずに精進し続けます。



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