「規制緩和」もいいけれど

2006年03月07日 | Weblog
 下記の通り、米国補完代替医療研究センターが発行した「セントジョンズワートとそのうつ病性気分障害に対する治療効果について」という文書を読んだ。
 感想は「良く書いているなぁ、さすがアメリカ」だった。
 セントジョンズワートについて、その効果や副作用などに関して淡々と事実のみをわかりやすく記載しているのだ。
 市場経済で自由競争が行われるには、市場参加者が意志決定に必要な情報を完全かつ公平に入手できなければならない。政府機関がこのような文書を発行するのは、まさに消費者がちゃんとした情報を入手できるように、ということだろう。

 翻って、日本。
 栄養補助食品にしろサプリメントにしろ、ほぼ野放しだもんなぁ。インターネットで「セントジョンズワート」で検索したら通販でよく売られている。どこも効果については長々と書いているけど、副作用や注意についてはまちまち。酷いところになると、副作用や注意について何も書いていないところもある。
 栄養補助食品については日米構造改革協議で、より自由に販売できるようにアメリカから要求されている。それ自体は悪くはないんだけど、同時に政府がちゃんと情報を提供するようにしないとえらいことになるんちゃうの?。
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