言い駄句駄句

画像と替え歌と、たまに駄句

心ほっこり

2017-02-28 15:05:30 | 読書
東御苑へ行った日でした・・・
車内広告が目に留まったのが運の尽きと言うんでしょうか
車内だけに、しゃ~ない?で、帰途、最寄り駅に付いた時に思い出した
この日は、本命でも義理であっても、色んな所で、チョコが飛び交う日
私もチョコを、イエ、本屋に立ち寄り、久々に定価で購入です
世の中は、バレンタイン、チョコのおまけつきでした(笑)

あの日に戻りたい・・・なんて、歌があるけれど
望んだとおり過去に戻れる、そんな不思議が叶う喫茶店
「フニクリフニクラ」で起こる、4つの物語



「コーヒーが冷めないうちに」

カウンターとテーブル席三つの、クラシカルな喫茶店
地下にある店、ある特定の席に座った時だけ、過去に戻れるという
でも、それには、何ともめんどくさ~い、ルールがあるんです

喫茶店に来たことの無い者には会えない
どんなに努力をしても、現実を変えることはできない
席には先客がいて、その客が席を立って戻るまでの間だけ
座れたとしても、その席を立って移動することはできない
過去に戻れるのは、コーヒーが冷めてしまう間だけ
しかも飲み干さないと・・・

1話≪恋人≫
仕事の為にアメリカへ行ってしまった恋人
それを止めることが出来ずに後悔する彼女は、二人が別れた日に戻る
彼のアメリカ行きは変えられないが、彼の本心を聞くことに・・・

2話≪夫婦≫
アルツハイマーを患う夫、妻は旧姓を名乗り、傍に寄り添う
妻と言う存在を忘れてしまった夫を、仕事である看護師として見守ろうと決意
その夫が渡せずにいたという自分あての手紙の内容を知りたくて・・・

3話≪姉妹≫
旅館を継ぐのが嫌で家出をし、両親と疎遠になったままの姉
妹は、姉のもとを幾度も尋ねるが、ある日の帰途、交通事故で亡くなる
カウンターに隠れ会おうとしなかった姉は、その日に戻りたいと・・・

4話≪親子≫
喫茶店主の妻は妊娠中、しかし心臓が弱く出産には危険が伴う
この手で我が子を抱く事は出来ないだろう、でも、愛する我が子に会えるのならと
店に伝わるもう一つの都市伝説、それは、未来にも行ける・・・

お・値段以上(笑)
過去に戻る話は、よく聞きますが
ルールがあるという、広告の紹介文に惹かれちゃったんですね~
いつもは、古本の200円で充分に満たされてるんですが
1300円、だけど、確かな出会いでした。

ユニークなところは、先客が席を立つ理由
一日一回、いつ立つのか分からないから待ってなきゃならない
無理にどかせようとか、席を変わってもらおうとかすると呪いをかけられる
注がれたら、コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない
ルールを破れば・・・、オチと言うには余りにも?

大きな感動って言うわけじゃないけど
静かな感動?ゆるゆると、あったか~いものが胸に、じんわり
最初は、会話の部分が、どっちの人物のセリフなのか混同してしまい
かなり読みずらくもあったんだけど、そのうちストーリーに入り込んで
余り気にならなくなり、徐々に引き込まれてゆきました。

これ、お薦めで~す!

為になる一冊

2017-02-23 16:26:56 | 読書
お久しぶりっこ、真保裕一さん

ここんとこ、横山作品にどっぷりって感じなんですが
企業物が多く、ハードボイルドな彼の作品も大好きです
これは、政治という分野、選挙に関する話しが主軸となってます
争い事は避けるタイプ、お任せで平々凡々に生きたい私なので
政治腐敗に愚痴は言っても、行動を起こす事などしませんから
あれこれ意見を言う資格もない、そもそも詳しくも無い
選挙が何たるかを知るには、為になる一冊かなと。

「自らの一票を無駄にしている国民に
政治を批判する権利などない、まずは意思表示を」だなんて言葉
耳の痛い人も多いのでは?私は、欠かしてませんよ、一応ネ(笑)



 「ダイスをころがせ」

新聞記者を辞め、衆議院に立候補すると言う天地達彦
その、彼の書いた記事がもとで、商社を辞めた、駒井健一郎
二人は、故郷の静岡で、学生時代を共に過ごした旧友

彼等は、一人の女性を巡る確執も引きずっていて
失職の要因、都市開発に潜む問題も抱えたままだが
彼の熱心な誘いに、駒井は秘書として選挙戦を闘うことを決意
地盤看板もなく金もない彼が、果たして勝てるのか

彼が選んだのは、静岡十区、故郷の秋浦市
自分の一票で何が変わる、そういう思いが示す低い投票率
その一票が、いかに重く貴重か、その無関心を取り払って見せる
彼の熱意に打たれた旧友や嘗ての部活の仲間がボランティアをかってでる
無党派には出ない交付金、あるのは、なけなしの貯金のみ
しかし、選挙に関わるお金の出入りをネット公開することで
自らの姿勢を示すべく、節約選挙をスタートさせる

無関心な人々の目を覚ますことこそ第一歩
街頭演説から始めるも、無関心、妨害、そこには様々な試練が

フィクションなんだけど、実在の政党も出てきて
今も名を連ねる、政治家さんも、な~んかリアルですよネ
だから、小説ではあっても、別な意味で興味深く読めましたし
それにしても、ポスター一つとっても、やたら細かな規則があったり
公示前と後と、それも違うんですネ、当たり前なんでしょうけど
政党に属していないと、ホントに大変なんだってことも理解できました
体力気力だけじゃ、成り立たない世界、人脈も大きいですね~
選挙を笑えません、面白いなんて簡単には言えないかな
無党派で孤軍奮闘してる方々への見方が少し変わったかも。

還暦を幾つも過ぎて今さらですが、勉強させて頂きました。

ここは梅林坂~♪

2017-02-16 10:30:50 | 公園
お電話を頂いたのは1週間前のこと
皇居東御苑がお好きだという、ネット友のKさんからでした。
行くなら、2~3日後がいいかもよ~っという事だったんですが
翌週は、小石川を歩いたりしたので、やっとと言う感じです
ラッシュ避けたつもりだったけど、平日なのに混雑



なんかネ、人も車も相変わらず多い、当たり前かぁ
♪花の東京のど真ん中~ぐるり廻るは山手線~
皇居丸ビル右に見て、とんと一駅下ります、そこが初恋有楽町~♪
佐々木新一さん「あの娘(こ)たずねて」ホント、年齢バレバレ
もし、左に立ってたら、八重洲って歌詞になってたかな?



1年ぶりの東御苑、やっぱり外国の方が目立ってた
昨年は、左回りに歩いたから見逃しちゃった梅林坂でしたが
今年は、ちゃんと看板で確認してから右方向に向かいました
陽ざし浴びながら、木々の間から聞こえる鳥の囀りを聞きながら
日本海側の方々には申し訳ないくらいのいい天気!



確かに坂道になってます、ここは梅林坂~♪
咲いてた咲いてた!声は心の中に秘め、無言坂(笑)
見頃を過ぎた感が強いけど、初めて歩いたという気持ちが勝る
梅見のデジカメ散歩は、4回目になるけど、心も弾みます
外出を迷わずにいれば、こうして楽しみを手にできる



寒さと暖かさを繰り返しながら訪れる春
マンサク、蝋梅、椿、ボケ、寒桜、河津桜も開花中
残念ながら、フクジュソウは見つけることが出来ませんでした
思えば、自分の目線より、上の方ばかり見て歩いてましたもんネ
ミツマタ、沈丁花、馬酔木、春よ来い来い、早く来い!



上ばかり見てると段々と首が・・・なんとも情けない
昔はあれこれ考えて撮ってたのに、しゃがんで撮ることも今じゃ皆無
弱気発言、ダメだね~昔、なんてこと口にしてるようじゃ、お終いです
目の前の春を感じながら、たっぷり1時間半の御苑散策
本日、1万5千歩越え、ちょっとお疲れモード

待たれる春・法華経寺

2017-02-14 12:03:53 | 神社・仏閣
飾らない日常が、日々綴られていて
時に、ユニークに、時に、世の中の不条理を吐露なさっていて
こういう風に、気負うことなく書ければいいなと思いつつ読んでたブログ
そうそう!と、同感することもあって、そんな時は、何かコメントをとか思い
キーに向かう事もあったけど、コメントは全く残せないままでした

北総でのコンサートに行って、前田さんにお会いし
近況を伺ったこともあり、思えば今年お初のブログ拝見
月曜、その日のページは、既にUPされていて結婚40周年への思いが
時は10時を過ぎ、これが午後なら間に合わない、明日だと意味ない
これも縁と思ったら嬉しくなっちゃって、急いでお花屋さんへ

法華経寺前の坂道にある花キューピット
と、いう事で、発送をお願いした後は、境内散策と相成りました。
お参りというより、梅撮影が主という不心得者の私(笑)











場所によって、咲き具合の差はあったけど
寒暖のメリハリというのか、咲き具合の曖昧さというか
まぁ、見慣れたせいで、物足りなくなっているのかも知れませんネ
古木になって枝を切り落としているのもあるし、少々寂しいかなとも
ただ、寒桜が満開に近いものや今から咲き始める木もあり
枝数は減ったものの、八重の枝垂れも今からこれからという感じ
ピンクに染まり、段々と華やかになってゆく時が待たれます。

酔いしれて・・・

2017-02-13 16:25:25 | 日記
どうしよう、心は、ハムレットの朝
お天気が悪ければ、いさぎよく諦めたと思うんですが
寒くて風も強いけど、青空の見える晴天
思い切って、旦那さんに言ってみました。

「ギター演奏、聴きにいかない?」

と、いう事で、慌ただしく支度をし、北総花の丘公園へ・・・

自分だけなら電車、2回乗り換えせねばならない
旦那さんと一緒なら、県内なので車を走らせてもらえる
当日いきなり言うかなぁ~と呆れられました。
言ってみるもんです(笑)

しかししかし・・・

ナビをセットすると、24キロで1時間の行程
内房を走って木更津までだって、それくらいで行けるのに
一般道だから仕方ないけど、まさかそこまでかからないだろう
と、思ったのが甘かった、実際には倍の2時間を要したし
近場まで来て、ナビの示す道を入るも駐車場が見つからずウロウロ
結局、道行く方に聞いて辿りついたのが30分後という始末
その道だと行けませんって、ナビにもミスはある?

12日の日曜、印西はマラソンが開催中とかで
交通状況が良くなかったのですネ、そこは全く知らなんだ
北総に入ってからは車も数珠繋ぎ、1キロ進むのに、トロトロトロトロ
握り寿司なら、トロが4つ並んでも、嬉しいんですけどネ
到着した時、既にコンサートは始まってましたので
食事の時間も取れないまま、音楽観賞(笑)



陽だまりギターコンサート・ギターデュオドルチェ

私はギターに詳しくないので、フツーに聴いてただけですが
隣りに座ってた旦那さんは、何やら色々と感想を言ってましたネ
私に演奏の良し悪しは分かりませんが、旦那さんはシビア

15分の休憩後、バレンタインコンサート・ラピスラズリ
アコースティック・デュオ・ボーカル・印南明美さん、ギター・前田雅仁さん

前田さんにお目にかかるのは数年ぶり
パンフルートを操る、「こんぺいとう」岡田俊昭さんとも
ユニットを組んで活動(現在休止中)をしておられますが
ネッ友から「こんぺいとう」さんを紹介を受け応援させて頂いてました。
でも、前田さんが、別のユニットを組んでおられるなんて
お葉書を頂くまで全く知らなかったんですけどネ

学生時代、ギター部に所属していた旦那さん
最初の方々と違って(スミマセン)いい音色だなぁって
チューニングの時の音色からして、あきらかに違う・・・んだそうです
自らの教室を持ち指導しておられる方だから当たり前ですよネ
前田さんの歌声も久々でしたが、相変わらずソフトないい声!
ただ、ボーカルの女性が、一曲目の歌の出だしを3回ミス
その他の歌も声が時おり掠れたり、少し聞きにくかったかな
マイクの加減で、二人のトークも聞き取りにくかったし
まぁ、それは私たちの耳の加齢の問題?(笑)

2時間以上かけて来て、う~んってことなら
誘った私も、旦那さんに申し訳ないって思うところですが
10数年ギターと離れてるので、かなり心揺さぶられたようでした
ただ、クロゼットに仕舞いこんだままのギターはもう無理?

帰りも渋滞、2時間を要した長旅?になったけど
ドライブも楽しみ、演奏も楽しめて、良かったかなと思います。
帰宅し、お風呂に入りながら、購入したCDを聞いてた旦那さん
カバー曲、「雪の華」がいいと満面の笑でした
ギター演奏に酔いしれた貴重な時間、誘って良かった!