言い駄句駄句

画像と替え歌と、たまに駄句

恥ずかしいやら情けないやら

2016-05-31 17:07:18 | 日記
   「心の唄」

一日も早く精査@第三者Kana?

あなただけはと、信じてた
金に溺れて、しまったの?
こころ変わりが、せつないわ
つのる疑惑を、あきれ果て

どうせ都民を、だますなら
だまし続けて、欲しかった
精査精査の、言い訳に
冷めてなお増す、不信感

うわべばかりを、つゆ知らず
惚れてすがった、新都政
誰が言わせた、第三者
なんでいまさら、逃げるのよ

天下ですもの、知事の椅子
政治資金は、我の金
道義倫理は、胸の奥
男心の、裏表

辞任なんぞは、言うものか 
言えばその後は、ただの人
経費と書けば、通過する
甘いお金の、使い道

せこさ露呈の、罪の数
針のむしろの、金曜日
真摯に話せば、いいものを
都民の裁き、一人待つ


言い訳ばかりで、いいわけ無いじゃない
ご本人は過去を忘れちゃったのか、昔と今の言動の差
地位を得たら、こうも人間が変わるのかを知らされた感じ
それとも、ざる法と言われる政治資金の使い道が心を惑わせ
人を変えてしまうのか、金は恐ろしい・・・

精査から第三者
そして、一日でも早くと言葉も変わっていった

私たちは今・・・

怒りから呆れ果て
そして、今はもう全て超えて笑っているというありさま

今後はどうなるのやら・・・

嵌ってます

2016-05-31 12:06:21 | 読書
一人の作家さんに嵌っちゃうと
あれもこれも読んでみたい単純な私
こちらも、警察組織と言うか内部抗争の話ですが
首が痛くなるほどに、何やら集中しちゃってましたね~
時間を追って、登場人物が役職に応じて次々と出てくる
それを頭の中で整理しながら読むのは大変(笑)



横山秀夫さん「震度0」

阪神・淡路大震災 の起きた日に、N県で起きた警察組織での話
奈良か長野か、700キロ離れた県という設定ではあるのですが
読み手としては、はっきりした方が、物語を組しやすいんですけど
まぁ、警察内部の争いなので、リアルになっちゃうとネ、マズイ?

県警本部の警務課長の不破が失踪
人望の厚い彼を、抜擢しようと考えていた矢先であり
直属の上司でキャリアの若き上司、警務部長の冬木は愕然とする

一方、刑事部では、すんでのところで取り逃がした
台湾人ホステス殺害の容疑者、三沢の身柄確保であるが
同時に、不破の車の発見により、二つの事件を抱えることになる
警刑事部長の藤巻は、捜査を進めてゆくうち
不破の前任地で、闇に葬られたある疑惑が浮上するのだが
既に、退任し天下った宝井が関わるので躊躇していた

不破の失踪で持ち上がった疑念
それをきっかけに、キャリアの警務部長、準キャリアの警備部長
叩き上げの刑事部長、それぞれの利害や思惑が黒く渦巻いてゆく
互いにけん制し合い解決の糸は中々掴めない・・・

物語は、いわゆる犯人逮捕が前提のミステリーではなく
県警内部の権力闘争、いわば闇を描いていて読みごたえがある
犯人逮捕にかけた意地とかプライドは、二の次と言うか正直後回し
各部署、上司と部下の駆け引きに終始し、まさに心理作戦
それは、彼等の家族たちが住まう、官舎でもまた同じ
妻たちも、年齢に関係なく上司と部下の立場は変わらない
警察機構のランクという厳しい現実が・・・

一言で言ってしまえば、醜い
これが、人々の安全を守ってくれている警察なのか
と、思わなくもないけれど、彼らも生身の人間なんだろうなと
警察官の不祥事やらも、何かと取りざたされていますしネ
確かに、取り締まる側に不正の気持ちが芽生えたとしたら
事実を捻じ曲げたり、もみ消しだって可能ですもんネ
ドラマでは?そんな話なんてホントに山ほど出てくる
あ~やだやだ!話だけにしてほしい。

デジカメ散歩で気分転換しないと、人間不信に陥りそう

小説の世界だから面白い

2016-05-20 16:34:54 | 読書
再び、横山秀夫作品

「ロクヨン」が、出会いの一冊だと思ってましたが
考えてみれば、「半落ち」って、横山作品だったんですよネ
ただし、本を読んでたわけじゃなくて、ずっと前にTVで見ました。
空白の二日間が、骨髄移植に触れると言う、深い作品で
元捜一の刑事という役どころで、寺尾聡さん主演でしたっけ
横山作品は、刑事、警察組織を取り上げたものが多いですが
こちらは、追われる側の犯罪者、泥棒が主人公です。

横山秀夫さん「影踏み」



真壁修一、通称「ノビカベ」
忍び(シノビ)の真壁、つまり、家宅侵入専門の窃盗

彼には、双子の弟がいたが、同じ女性を好きになった。
しかし、兄に負け、ぐれ始めた弟は、盗みをして警察に捕まる
悲観した母親は無理心中を図り、父親も巻き込まれ亡くなった
優秀だった兄の修一だが、この事をきっかけにノビ師となる。

以来、弟の啓二は、兄の頭(心)の中に入り込み
亡くなってもなお、兄弟の絆は深く、心の声で会話するようになった
出所を果たした、修一の身の回りで、様々な事件が起こるが
心の目となり驚異の記憶力を備えた弟と、行動力のある兄
二人は、推理を働かせながら、喧嘩したり励まし合い支え合い
触れることに、時に躊躇いがちになる好きな女性の事も含め
それぞれの問題の解決に向かってゆく・・・

頭の中から聞こえてくる弟の声と会話する
心と心の会話のようなもので、不思議とも思いませんが
二人の語りが文字になっているものだから、ちょっと戸惑います
でも、双子というのは、結びつきが特別だと思うので
それもありなんでしょうね、どちらかが亡くなれば・・・

泥棒さんも、フツーに生活してるんでしょうネ
自分から、そう名乗って生きてる人なんていませんし
でも、世の中には、哀しいかなそういう生き方をする人もいて
人目の忍んで人目を避けて、常に見つかる不安に苛まれて
大手を振って歩けない、追われる身を甘んじて続ける
ホントに、愚の骨頂だよなって思うんですけどネ~

まぁネ、小説だから面白く読めちゃいました。

薔薇の花咲く季節です

2016-05-17 15:49:53 | 公園
西に花咲く公園があれば心踊らせ
東に花咲く公園があればデジカメを持って歩き回る
そんな日を送っていた頃がホントに懐かしいです
旬の花の撮影も、一花一回きりというありさま
メジャーな花も見逃すようになった(笑)



ツツジも終わり、チューリップも終わり、藤も終わった
5月なのに、もう真夏日という数字に気の滅入る今日この頃
それでも、薔薇の開花と言う情報に、ちょこっと心をくすぐられた
行動範囲の狭い私の頭に浮かぶのは、二か所だけ
結局、市内の里見公園に出かけることにした



最寄駅まで歩く、それだけでもう額から汗
電車に乗っても引かない汗に、気恥ずかしく過ごす時間
駅を降り、途中のコンビニで飲み物を買い、再び公園まで歩く
風はあるのに、途中の坂道が暑がりの身体を酷使する
それでも、満開のバラを前にすると疲れも飛ぶ



知る人ぞ知る穴場的な場所だったのに
年々、訪れる人が増えてゆく、そりゃ無料ですもんネ
もう一方は、習志野の谷津薔薇園ですが、こっちは有料
と言っても、大人370円、65歳以上は、半額の180円
こっちの方が広いし種類も多い、どっちを選ぶか貴方次第



ただ、無料でも撮影という目的が無かったら
往復を、電車に乗って汗水流し、歩いては来ないかもネ
ご近所を一巡りすれば、民家の庭先にも薔薇は咲いてます
人さまの庭なので、気弱な私には撮影を申し出ることも
勝手に撮ることも叶いませんが、目の保養は出来る



見るだけなら10分もあれば大丈夫ですが
デジカメ構えて1時間、日差しと戦いながらの撮影タイム
とっくに見慣れたバラ園ではあるけれど、癒しを頂きました
花の香りと鮮やかな花の色で、心は十分に満たされました
1万三千歩、歩数も充分に満たされた日でした。

読書の箸休め

2016-05-17 11:05:43 | 読書
食の言葉で、箸休めというのがありますよネ
ハードボイルドな、すこしばかり重たい本を読んだ後に
気分転換で、恋愛ものを読む場合は、何て表現するのかな
心休め、頭休め、そんな感じでしょうか(笑)

小池真理子さん「無花果の森」



有名な映画監督の新谷と結婚した泉であったが
幸せとは程遠く、ただ夫に従うだけの空しい毎日を送っていた
それだけなら我慢もするのだが、理不尽な暴力に怯える日々
雨の日の午後、泉は書置きを残し逃げるように家を出た

降り立った街は、岐阜県の大崖市
たまたま入った店内に貼られた、お手伝い急募の張り紙
彼女は、偽名を使い女性画家の家で家政婦として働く事になったが
その画家に連れられて行った、おかまバーで、ある男と出会う

その男性もまた、偽名を使って店の手伝いをしていたが
嘗て、監督夫人だった泉を取材しようと追いかけていた週刊誌の記者
彼もまた、取材中に、麻薬事件に巻き込まれ逃亡中の身であった

世間からも人からも逃げたい、自分の存在を消したい
DV夫から逃げた泉、濡れ衣を着せられ逃亡の身となった鉄治
そんな二人が偶然再会、互いの傷を癒しながら結ばれてゆく

良くありがちな?恋愛ものです!
でも、ちょこっと違うのは、いわくのある二人を雇う、画家とおかま
庭にある無花果の木に思い入れを持ち、無花果を題材とした絵画を描く
高名で高齢、言いたい事いいでかなり我儘な、老いた太っちょ女流画家
ひょんな事から鉄治と関わることになり、そのまま店に雇う事になるのだが
こちらも、老いたおかま、実は、鉄治に惹かれているのである
と、かなり強烈な個性を持った二人なんですよネ
ありがちな、でも、この老いた二人のキャラがユニークで
ちょっと暗めの恋愛ものだけど、面白く読めたのかも
それにしても、小池さんの作品を箸休め的にするなんて
私って、失礼極まりない読者ですよネ(笑)

次は、横山作品
ロクヨンの前作となる二冊は棚に無かったので
とりあえず、別の本を借りてきました、面白い?それとも・・・