神奈川絵美の「えみごのみ」

「きものサローネ 2013」ちょっとだけ

この日は検診を受けに日本橋へ。

せっかく近くまで行くのだから…と、「きものサローネ」が
開かれているCOREDO(コレド)室町内の三井ホールに寄ってみた。

(ADDICTって依存症(ADDICTION)を連想させるので、
個人的にはあまりココロ穏やかでないですが…)

検診なので、この日は洋服。

着物ではまず着られない、
ティファニーブルーに近いミントカラーのオーバーブラウス&
10年以上前に流行ったパシュミナのパープル。
少し香港チックな色合わせでしょうか…?


たくさんのメーカー、問屋さん、小売り店さんが
ブースを出しており、とても賑やか。

そんな中で……

春先にいただいた「芽生え帯」を扱っている
千藤のYさんとばったり。
(帽子のファーボンボンが不気味に大きく写り過ぎですが、フラッシュに
よるものと思われます

芽生え帯はコチラ
  ↓


「会場に入ってきたときから、気づいていましたよ」とYさん。
私、洋服なのに……。
何だか嬉しくなって、芽生え帯がとても気に入ったことや、近況などを
短い時間だけど楽しくお話させていただいた。
11月~1月にかけて、また東京近郊での展示会に出展するそうです。

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さて、ここには残念ながら40分程度しかいられなかったのですが、
ちょうど、秋月洋子さんのコーディネート講座が開かれていたので
これは勉強になりそう! と見てきました。
とても簡単ですが、お話の内容をまとめると……

1.着物と帯は「素材感」の合うものを

着物は昭和30年代くらいと思われる綸子の小紋。
色だけ見れば、白っぽい帯なら何でも合いそうに思えますが、
ここは素材感を合わせて、少しつやのある帯がベター、と秋月さん。
「紬の帯は、やはり紬や木綿などの、ざっくりした感じの着物に合うでしょう」

2.若々しいコーデ
上のコーデは、合っていなくはないけれど、まあ「普通」止まり。
例えば小物を

柄の色をとって薄桃色にすると、若々しい感じに。

ただ、いかにも昔流行った風の(鹿の子絞りなど)帯揚げにすると
「昭和30年代からそのまま現代にきちゃった感じになって、古臭くみえるので注意」
というようなことをおっしゃっていました。

3.粋なコーデ

2とは逆に濃い色で締めると、お姐さん風な粋な感じに。
半衿も黒にすると、カッコいいですね。

4.元気なコーデ

帯留めにワンポイント&着物の地の補色にあたるイエロー系を帯揚げにすると
少し個性的で元気な感じに。
ただし、あまり明るいレモンイエローにすると、冒険しすぎ…というようなことも
おっしゃっていたような。


以上、メモもとらず、次の予定を気にしながらの見学だったので、
まったく言葉足らずだと思いますが(もっときちんとレポしているブログも
たくさんあると思います)、自分の覚書も兼ねて、ご紹介しました。
こうやって、次々に小物を替えていくと、印象の変化が手にとるようにわかり、
とても面白かったです。

コメント一覧

神奈川絵美
れいうささんへ
こんにちは
>帯締めは「必ず見える」、しかも「着物姿の中心に」
まさに、まさに。
帯揚げはある意味、着物と帯のつなぎ役なのに対し、
帯締めはメイクでいえば口紅のような、着姿をより
美しく見せる効かせ役ですよねぇ。

私も今まで、無難な組み合わせが多く、
帯締めで遊ぶことがなかなかできないでいるのですが、
もっとこだわってみたいなーと思いました。
…なんて、またまた物欲が
れいうさ
S島先生も確か「決めるのは帯締め→帯揚げの順」と仰っていました。
帯締めは「必ず見える」、しかも「着物姿の中心に」なので、
その日の着姿の印象を決定付ける、「要」のような役割を果たすのでしょう。

絵美さんのように着物を着る回数が多いと、いろいろ試すこともできますね。
私はそれほど多く着るわけではないのでチャレンジは避け、
どうしても無難な組み合わせをしてしまいがちです
神奈川絵美
環さんへ
こんにちは
初日、さぞ賑やかだったのでは…と思います。
ブースがたくさんあって、しかも会場も別れていたりして、
私、用事のついでではなくて、じっくりと訪れたかった
です。。。

>帯締めを決めてから帯揚げを選ぶ
なるほど! 手順を決めておくと、迷いも少ないのでしょうか。
ただ私は、帯揚げの手持ちが少ない(というか、
使うものが偏っている)ので、せっかく帯締めを決めても
合う帯揚げがあるかなあ。
…なんて考えだすと、また物欲がわいてきてしまいますね

きものサローネ、初日に行きました。
ほんと、カオス!でしたね~
秋月さんの講座、勉強になりますね。
私がちょこっと見た大久保信子先生の講座では
「一般的にはまず帯締めを決めてから帯揚げを選ぶ」とおっしゃってました。私の友人たちも、いつもそうしてるとのこと。ただし、絶対したい帯揚げや帯留があれば、それありきの順番になるそうです。

神奈川絵美
sachikoさま
こんにちは~
>自由な発想の展示会ですね
私もそんな印象を受けました。
もっとじっくり見たかったです。。。
レクチャー会場も、講師と聴講者の距離が
近くて、アットホームな感じでした。
「敷居が低くなる」ことって大切ですよね
sachiko
拝見してみたいですね~
絵美さま

お着物ではもちろん お洋服でも絵美さんのチャーミングな姿に

きものサローネ 京都の伝統&新しい試み&東のお着物スタイル等々
自由な発想の展示会ですね
気軽にいろいろ拝見でき お着物好きな方が増えますように・・・

小物使いの講習や先生方の公演など楽しそう
 
神奈川絵美
とうこさんへ
こんにちは
>洋服では色々冒険できるのですが
そうですよね。私も着物でこのパープルを
全身に纏いたいとは思いません(笑)
でも、とうこさんの一揃いはいつも品があって
優しさが内面からにじみ出ているように
思います

きものサローネ、私は初めて&短時間で
一見、カオスな感じがしましたが、
こだわりのあるお品がいろいろあったようで
次回はじっくり行ってみようと思っています。
とうこ
きものサローネ、行ってみたかったのですが、、、断念。
パシュミナの色が好きな色だあ。
洋服では色々冒険できるのですが、着物だと、どうしていいか分からなくなっちゃう。。。いっぱい、色々な方の着姿を拝見して、鍛練?でしょうか。
神奈川絵美
風子さんへ
こんにちは
私ももっと時間があれば、じっくりいろいろ
見て回れたと思うのですが…。デパートの催事とは
また違う個性派なブースが多かったような。

>「よしよし」と思えたときはとっても嬉しい
わかります~。そもそも「違いがわかる」のも
感性だと思うのですよね。
ちょっとしたことで雰囲気が変わるなーという気付きは
やはりある程度着物巧者にならないと
得られないような気もします。

>明度と彩度を合わせることを
大切ですよね。私も心がけたいと思います

風子
きものサローネ 羨ましいです。
京都のものが一堂に拝見できるのですものね、京都にはこういう自由な催し 無いと思います。

小物使いはとっても楽しいですね。
ちょっとしたことで 雰囲気ががらっと変わって「よしよし」と思えたときはとっても嬉しいです。
私としては 明度と彩度を合わせることを大事にしてい
ます (*^_^*)
神奈川絵美
香子さんへ
こんにちは
>YUITOの方に英さんや
そうだったのですね!
前日に思い立ち、ほとんど下調べをせず
行ってしまったので、COREDOにしか
寄れませんでした。
今回は時間もなかったので、来年はじっくり
行ってみようかなと思います。

>CTデビュー
おお、デビューおめでとうございます…とは
言えないですねぇ
私はMRI撮ってきました。造影剤のルート(注入口)
をとるのに針刺されたのがイチバン痛かったです(笑)
香子
絵美さんも検診だったんですか。
ワタシも昨日でしたが今年度の特定健康診査でした。
うふ、ちょっとレントゲンで引っかかっちゃって
CTデビューしてきました

きものサローネ、COREDOの方のみいらっしゃいましたか?
YUITOの方に英さんや絵画織さん、その他有名どころや
インディーズのブースが所狭しと詰まっておりましたよ。
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