神奈川絵美の「えみごのみ」

みやこはじめ、藍はじめ

「ぎりぎり宮古」の出番が今年もやってきた。

4シーズン目に入り、ぎりぎり度がさらに増してきたような
気もするけれど、
ぱりっ、としていながら肌あたりが優しく、涼しいこの風合いは
相変わらず(そうそう、この感じ)と私をにっこりさせててくれる。


帯は麻地に型染めしたもの。


仕事の前に、有楽町にて開催していた
田中昭夫さんの藍染展を観に行った。
謡講のとき知り合った、つきのこさんのブログで知った方だ。

ほっこりと、やや厚手の布は手引きの木綿。
いただいた説明書に、「染着性の良い(布)」とあった通り、
表面は少しかすれているように見えても、
しっかり染まっているのがよくわかる。
季節柄、麻に染めた帯地もあって、
無地系の織の夏きものに合うだろうなあ、と想像を巡らせる。

「藍」と聞けば、つい一番に
色落ちは大丈夫? と思ってしまう私だけれど、
こうして涼しそうな作品を眺めれば、(やっぱり夏こそ藍だなあ)と
ワクワクしてくるのだ。

コメント一覧

神奈川絵美
つきのこさんへ♪
こんにちは つきのこさんのブログで田中さんのことを知り、展示を観にいけてよかったです。ありがとうございました
一般にはとかく、藍イコール色落ち、と何でも思ってしまいがちですが、染めの技術によって落ち方もずいぶん左右されるそうですね。
神奈川絵美
おさよさんへ☆
こんにちは 7月に入るや否や「待ってました」とばかりに着ちゃいました
仕事にもマッチするので…。今回は、梅雨明け前ですが、すっかり盛夏のコーデでしたね。
つきのこ
神奈川絵美さん、おはようございます。

早速に行かれたのですね。
職人タイプの作者は嘘のない藍の染め方をしていると私たち染織仲間ではかなり高い評価をしています。弟子入りしている人もいるくらいで、妥協のない方だと聞いています。
4年前に購入した着尺、今年単衣であつらえた3点の中に入ってるんですよ。
まだ着ていませんが・・・。

色落ちですか。
きちんと染めて、良く洗い、そして枯らすと、色落ちはかなり減少するのでは?
おさよ
もう宮古をお召しになられましたか~。
帯で表情がずいぶん変わる宮古ですが、今回はさわやかなコーデネィトですね。

次回のコーデも楽しみにしています。
神奈川絵美
misalynさんへ♪
こんにちは この宮古、実はかなりのアンティークで、ぱっと見は目立たないのですが生地が薄くなっていたり、仕立て直しの際ついたような傷があったりするんです。
宮古上布に間違いはないのですが…「宮古と人に言うにはギリギリの状態」ということで「ぎりぎり宮古」と名付けました。
宮古上布は新品ではとーっても高いものですし、創り手さんたちの手間を考えても、ステイタスのある織の一つだと思うのです。でも私のはすっかり日常着な感じです
misalyn
ぎりぎり?
やはり気になりますよね、色落ち…

「藍の色落ちは仕方ない」と思ってはいても
帯のことを考えると二の足を踏みます


今日の帯、夏らしくて好きです
でも、なぜに「ぎりぎり宮古」なんでしょう?
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