子供の成長

１０日の日曜日は、暑く忙しい一日でした。
この日は、野球とサッカーの日程が重なりました。

地元草野球チーム公式戦があり、スコアラーを務めるため、
朝８時に家を出ました。
前日、遅くまで飲んでいたので、おなかの調子が今ひとつ。
アルコールが残ると下痢をする性質なので厄介です。
８時半には試合会場の荒川総合グランドにつきました。

８時５０分試合開始。
相手は、中年層の多いチームで、投手もサイドからフワリフワリとゆるいボールを投げてきます。
最初はタイミングが合わず、ボテボテの打球が続きましたが、
二順目でタイミングに慣れてくると、ポカポカと長打も飛び出し、
結局、5回コールド、12対2の大勝でした。

このチームにいて気持ちが良いのは、皆がキチンと挨拶を出来ること。

所属する選手たちは、いずれも我が家の長男、次男と
同年代の二十歳前後の子供たち（もう年は大人）。
地元の少年野球チームや、中学校野球部で一緒に活動した仲間たちです。
私も、親として、当時から
ノックを打ったり、審判をしたり、スコアをつけたりして、
子供たちと係わってきましたので、顔見知りばかりです。
高校に進学してからは進路はバラバラとなり、交流は途絶えていましたが、
それぞれ高校を卒業し、大学進学や就職する年代となり、
昨年、当時の少年野球チームのコーチだった方から「集合」の一声がかかり、
チームを結成しました。

中学卒業から４年以上経って、子供たちは皆、精悍な顔立ちに変身していました。
こちらは、４年も経つと、お腹は一層膨らみ、
白髪は増え、顔のしわはたるみ、、、、
精悍どころか、精気を失っていくばかり、、、、

とはいえ皆、こちらの顔を覚えていてくれ、
集合場所の練習場に顔を出すと、子供たちは、向こうから歩み寄ってきます。
そして、私の前に立ち、帽子を取って挨拶します。
「こんにちは、お久しぶりです。○○です。」
こちらは、子供の逞しく礼儀正しく素直に成長した姿に感激してしまって、
「久しぶり。元気そうだねぇ。でかくなったなぁ、、」と言うのがやっとでした。

チームを結成して約一年。
２０数人の子供たちと再会出来ましたが、
体は成長しても、変わらないのは、体が覚えているクセ。

バッターボックスで構える時、走る時、捕球する時、投げる時、
子供の頃からのクセが出ます。

胸をそらして走る姿、
指を立てて走る姿、
ちょっとタイミングを溜めて投げる姿、
子供の頃から見慣れた仕草を見せるたび
「あいつ、ちっとも変わってないよ～」
ベンチは大喜びです。

そんな子供達に会うのが楽しみで、
来週また野球の試合に出かけて行きます。