かもしか君管理人部屋

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受難つづき

2009年05月07日 | ニホンカモシカ

カモシカ、5時間大暴れ 富山市、最後は水路で死亡  【共同通信】

 富山市婦中町に6日朝、国の天然記念物ニホンカモシカ1頭が現れ、幼稚園の窓ガラスに体当たりしてガラスを割るなどして走り回り、市職員らが捕獲に約5時間振り回される騒動があった。

 カモシカは同日午後、用水路でおぼれて死んでいるのが見つかり、市職員は「カモシカは本来臆病な動物。これだけ逃げ回るのは珍しい。助けられればよかったが…」と残念そうに話した。

 富山西署や市によると、「シカがウロウロしている」と110番があったのは午前8時半ごろ。幼稚園のガラスを割った後、追い掛ける署員らを尻目に神社や小学校を逃げ回った。力が強く、捕まえようと市職員が用意したネットを突進して破ったという。

 午後3時ごろ、用水路で死んでいるのを発見。体長約110センチの成獣で性別は不明という。

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昨日テレビを見てほんとうに驚きました。
お昼のニュースでは山に帰って行った・・とのことで安心していたのに、3時のニュースでは死んでしまったと。

今朝になって記事もいろいろ検索してみましたが、なんだか書き方ひとつでずいぶん感じが違うなぁ。

「5時間大暴れ・これだけ逃げ回るのは珍しい」 凶暴な動物が暴れ回ったみたいな言い方ですが、たんに5時間かかっても捕まえられなかっただけのこと。
大勢の人間に追いかけられたら必死で逃げるのはあたりまえじゃないか。
見たところ若い個体だったからなおさらだよ。

「市職員らが捕獲に約5時間振り回され」 って、あんな若くて元気なカモシカをネットなんかで(中には素手で向かっていた無茶な人もいた・・)捕まえるのは相当難しいと思う。 5時間もあったんだから麻酔とか他の方法は間に合わなかったのかな。連休中だったこともあったのかもしれないけど。

車にぶつかって怪我をしていたようだし、川を泳いでいるとき橋桁にぶつかったり溺れて沈みかけたりしていたから、かなり消耗していたのだろう。
かわいそうで見ていられなかった。


生まれたばかりのカモシカの赤ちゃんを「動物は自然に帰すのが当たり前だ」といってどこかの山に捨ててきたり、カモシカと鹿の区別もつかないような役人がいたり。
「カモシカが犬を噛んで怪我をさせた」だの「ツノがあったからオスのカモシカで」だのと、調べもしないで間違いを紙面に載せる新聞があったり。


ほんとうに腹が立つやら悲しいやら・・・。