7年前のGWに春の鳳凰三山に山仲間4名で登って参りました。前夜、夜叉神峠口で
テント泊まりし早朝出発、この日は曇天で薬師岳小屋に泊まり、翌日お天気回復、最高峰の観音岳を踏み
夜叉神峠に戻る頃には白峰三山が顔を出し雄大な眺めを楽しむことができました。
1770m夜叉神峠から白峰三山
左から3056m農鳥岳、3189m間ノ岳、3192m北岳(富士山に次ぐ高峰です)
富士山眺望 手前右端は砂払岳
薬師岳から白峰三山、北岳に雲がかかっています。
雲海を見下ろし
3日の夕方、京都出発、メンバーはH,Nさんの女性2名と車を運転のAさんと私の4名です。
連休ということで小牧まで渋滞、中央道に入るとスムーズに流れ、恵那SAで夕食済ませ23時10分韮崎ICへ
途中コンビニで食料仕入れ、南アルプス街道より芦安経て午前0時夜叉神口駐車場到着
女性は車内、男は駐車場にテント泊です。
車道は夜を徹して時々車が通過、安眠はできませんでした。
4日(土)曇り 小鳥の囀りで起きテント撤収、生憎の曇空、程なく毎日ツアーの一行30名が
芦安温泉よりジャンポータクシーで到着、暫くして出発して行かれました。
6時前ニリンソウの群落見ながらスタート。1時間で夜叉神峠到着、残念ながら白峰三山見えず
ベンチで朝食を摂ります。
樹林帯を杖立峠経て火事場跡で小憩、真っ青な青空が 瞬く間に に・・・
苺平手前の樹林帯から20~50センチの残雪が現れルートを外すと膝まで潜ります。
周囲が開けて南御室小屋へ
毎日ツアーご一行が休憩中・・彼らが薬師岳方面に去っていくと本来の静けさが~
昼食済ませて今日の泊まり薬師岳小屋に向います。急な登りで森林限界を抜け、視界ゼロの砂払岳へ
風が冷たいので14時過ぎ、早々に小屋に駆け込みます。小屋の周りは70~80cmの積雪でした。
受付済ませ外に出ると霧雨が降っています。何もすることがないので仕方なく夕食まで
毎日ツアーご一行様は鳳凰小屋泊まりなので薬師、観音岳と縦走、この天気で一寸お気の毒です。
17時半、冷めた トマトシチューで夕食
18時過ぎ布団1枚に2人で就寝、合戦でうるさいと怒鳴る人あり もう大変でした
砂払岳と薬師岳小屋
5 日(日)快晴 夜来の雨も上がり5時前に薬師岳へ、山々の頂は厚い雲に覆われていますが
徐々に回復傾向 一旦小屋に戻り、味噌汁に小魚、佃煮で朝食、朝は満腹でした
雲海たなびいて
薬師岳山頂
白い雪渓に抱かれた白峰三山、山頂部だけはベールに包まれ、中々姿を見せてくれません。
鳳凰最高峰、観音岳バックに
左の女性は埼玉のTさん。夏は船窪小屋で働いていられたそうで~現在は良きママさんに
稜線散歩から観音岳2841mを仰ぐ
ダケカンバの東斜面は残雪輝き、ガスの切れ目から地蔵岳のオベリスクが見えました。
2回目の観音岳山頂
今回の目標達成、此処でUターン ピストンで戻ります。
左側には富士山、写真には写っていませんが奥秩父の山々も見えます。
南御室小屋経て火事場跡まで降って来ると白銀に輝く3000m白峰三山が・・・
素晴らしき眺めです。涼風心地良く 青空バックに至福の一時です。
夜叉神峠に着くと一般ハイカーが新緑輝く五月晴れの下、白峰三山の大展望に酔い憩ってる姿が。
13時半夜叉神峠口に無事下山、女性軍は50分遅れで到着、皆様お疲れ様でした!
南アルプス温泉ロッジ『白峰会館』で山の汗を流してさっぱり、15:40帰途に・・・
中央道から富士山、八ヶ岳連峰、鳳凰三山、甲斐駒、北岳を仰ぎ、諏訪IC付近から真正面に
穂高連峰に何と 槍まで見える好展望でした。
小牧手前から渋滞に巻き込まれ帰宅したのは午前0時!Aさん長時間運転お疲れ様でした
皆さま お疲れ様でした
前回の紅葉の鳳凰三山はこちらです。
行程とコースタイム
3日 自宅16:45=17:20京都東IC=19:00養老SA20=20:45恵那SA 夕食21:25=22:30長野自動車道分岐
=23:10韮崎IC=R52=R20=0:05夜叉神峠口(テント泊)
4日 夜叉神峠口5:50~6:45夜叉神峠 朝食7:35~9:00杖立峠~11:00苺平15~50南御室小屋、昼食
12:30~13:40砂払岳~14:10薬師岳小屋(泊)
5日 小屋5:45~6:45観音岳7:00~35薬師岳8:20~40砂払岳~9:25南御室小屋45~10:13苺平~
11:43杖立峠~12:38夜叉神峠~13:30夜叉神峠口14:25=40南アルプス温泉ロッジ 入浴15:40=
16:16韮崎IC=16:35八ヶ岳PA50=17:40駒ヶ根SA 夕食18:30=21:40多賀SA22:00=
23:30京都東IC=0:00自宅
高速代15600-(1人4000-) ガソリン代8300-(2800-) 小屋代7500- 合計14300-
雄大な景色に、変わっていく景色にしばし、見とれてしまいました。
凄いですね。
私は「アルプス」名の付く山とは全く縁が有りません。いいえ、有りました「湖南アルプス」と「金勝アルプス」です。
笑われますね。ご一緒された方達から叱られますね。
それにしても強行軍?ですよね。
ご苦労をされているようですが、お写真からはお疲れが見えませんね。
お二人の女性のワカワカしくてお元気な姿にビックリです
山では本当に天候によって、楽しさや疲れが多いに影響されますね。
感動しながら、そして、少し、ニンマリしながら楽しく拝見しました
かおりさん、山の記事は大好きです
かおりは二十代、三十代の頃、山はハイキングを嗜む程度でした。
遠く信州に出かけ、霧ヶ峰や蓼科高原など
高原歩きが中心で
山を見るのが大好きで北アルプスや南アルプスの峰々を
飽かずによく眺めたものです。
後年、高嶺の花と指を咥えて眺めていたアルプスの峰々を
登ろうとは当時、夢にも思ってはいませんでした。
成せば成るものだと自分ながら感心しています。
夏の北アルプスなど高峰はお天気にとても左右されます。
運が悪いとガスの中で何も見えない事もあります。
・・・なので「かおり」はツアーはあまり好きではありません。
今はあまり遠出はできませんが「湖南アルプス」と「金勝アルプス」なら
何時でも行かれそうです(笑)
コメント有難うございました。
1961年の4月末のことでした。
当時は写真は普通モノクロでカラーは高嶺の花でしたね。
それだけにかおりさんの素晴らしいカラー写真であの時眺めた光景を際限できた思いがしました。
私はとにかくみすぼらしかった「南御室小屋」に一泊し、翌日、雪に足を取られながらドンドコ沢を下降しました。
おかげさまで若かった日の山行の回想ができました。
>鳳凰三山はしょっちゅう見ているのですが、登ったのは一度だけです<・・・でしょうね!
同じ登るのだったら近くに八ヶ岳や奥秩父の山々
北岳に甲斐駒など名峰がズラリと勢揃い~
登る山を選ぶだけでも大変だろうと推察します。
それだけ関東の方は恵まれているかと思い、羨ましいです。
48年前ですか~~だと、かおりは二十才前でした。
当時、登山といえば一般社会人や大学山岳部など
覇気溢れる若者達が夜行列車を利用、キスリングを背負い
山が青春だとばかりに 明け暮れた時代!
風花さんも山に毒された1人でしょうか・・・
今はどこに出かけても中高年の姿ばかり
かおりもその1人ですが・・・