元慰安婦「会ってどうなる」

中山成彬　元文部科学大臣は

「橋下氏に強制連行の中身を鋭く追及されるのを恐れたか？　化けの皮が剥がれるところだったのに残念」

と言ってます。まったくよく似た人ばかり集めた政党だと思います。

さて、相手のキャンセルで、ハシ下氏は、一つ、素敵な演出つきの言い訳のチャンスを失ったと思います。

彼が言い訳をしたい相手は、目の前の女性たちではありません。
この会見の報道を見てくれるであろう怒れるアメリカとアメリカ市民です。

ハシ下氏は韓国や慰安婦には特に興味はないように見えます。しかし、アメリカに差別主義者の烙印をおされれば、ハシ下氏個人も政党も先がありません。だから、アメリカを始めとした、白人社会に対してだけは なんとか言を左右にして、誤解だったことにしなければなりません。それには 格好の場所だったはずです。外人記者むけのプレゼンテーションを実施してアメリカだけに謝罪をするより、元慰安婦と和解ができれば、そのほうがよっぽど演出効果があったでしょう。

この件でおもしろいのは、松井氏の発言です。

「できれば会って橋下氏を理解していただければよかった」

慰安婦が面会を求めたのは、ハシ下氏を理解したいためではないでしょう。普通なにかの被害者が政治家と面会するのは、被害の全貌を、あるいは自分の知る歴史を政治家に理解してほしいからで、政治家がまくし立てる持論を聞きたいからではありません。

もちろん、有権者は別ですよ。有権者なら政治化の持論が聞きたいでしょう。しかし、元慰安婦のお二人は、有権者ではありません。

中山氏も維新、松井氏も維新