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朝の光(聖書の言葉)

旧約聖書 10 詩編  

旧約聖書 10 詩編


詩編 選択  解説


旧約聖書の詩篇を取り上げました。

150編の中から

印象的な詩を選びました。










御言葉を喜ぶ


(詩篇1:1-3)

「幸いなことよ。

悪者のはかりごとに歩まず,

罪人の道に立たず,

あざける者の座に着かなかった,

その人。

まことに,

その人は主のおしえを喜びとし,

昼も夜もそのおしえを口ずさむ。

その人は,

水路のそばに植わった木のようだ。

時が来ると実がなり,

その葉は枯れない。

その人は,

何をしても栄える。」




詩篇の1編は

「主のおしえ」を歌っています。


御言葉の詩篇です。


「主のおしえ」を喜ぶ人は,

「幸い」であると言います。

「幸いなこと」は,

繁栄と霊的祝福の両方を含んでいます。









人間は何ものなのでしょう


(詩篇8:3,4)

「あなたの指のわざである天を見,

あなたが整えられた月や星を見ますのに,

人とは,何者なのでしょう。

あなたがこれを心に留められるとは。

人の子とは,何者なのでしょう。

あなたがこれを顧みられるとは。」




神は天と地を造られました。


そして,神は私たちを

顧みていてくださるといいます。


神は,天と地(万物)そして人を造り,

守ってくださっています。

人が不思議な存在であることは

変わらないように思います。









復活


(詩篇16:8)

「私はいつも,

私の前に主を置いた。

主が私の右におられるので,

私はゆるぐことがない。」




主であるイエス・キリストは復活し,

私たちと共にいてくださいます。


(詩篇16:10-11)

「まことに,あなたは,

私のたましいをよみに捨ておかず,

あなたの聖徒に

墓の穴をお見せにはなりません。

あなたは私に,

いのちの道を知らせてくださいます。

あなたの御前には喜びが満ち,

あなたの右には,

楽しみがとこしえにあります。」


ダビデが歌っています。

この詩は,イエス・キリストの

復活の予告となっています。


ペテロは次のように説教しています。


(使徒2:23-25)

「あなたがたは,

神の定めた計画と神の予知とによって

引き渡されたこの方を,

不法な者の手によって

十字架につけて殺しました。

しかし神は,

この方を死の苦しみから解き放って,

よみがえらせました。

この方が死につながれていることなど,

ありえないからです。

ダビデはこの方について,

こう言っています。

『私はいつも,

自分の目の前に主を見ていた。

主は,私が動かされないように,

私の右におられるからである。…』」









天と大空,神のことば


(詩篇19:1-5)

「天は神の栄光を語り告げ,

大空は御手のわざを告げ知らせる。

昼は昼へ,話を伝え,

夜は夜へ,知識を示す。

話もなく,ことばもなく,

その声も聞かれない。

しかし,

その呼び声は全地に響き渡り,

そのことばは,

地の果てまで届いた。

神はそこに,

太陽のために,

幕屋を設けられた。

太陽は,

部屋から出て来る花婿のようだ。

勇士のように,

その走路を喜び走る。」




この詩の作者ダビデは,

天と大空,すなわち自然は,

神の栄光を現していると言います。



(詩篇19:8)

「主の戒めは正しくて,

人の心を喜ばせ,

主の仰せはきよくて,

人の目を明るくする。」


そして,神の言葉によって,

天地は造られ,導かれています。










王のための感謝の歌


(詩篇21:3-5)

「あなたは彼を迎えて

すばらしい祝福を与え,

彼のかしらに純金の冠を置かれます。

彼はあなたに,

いのちを請い求めました。

あなたは彼に,

とこしえまでの長い日々を

与えられました。

御救いによって彼の栄光は,大きい。

あなたは,

尊厳と威光を彼の上に置かれます。」




ダビデのことであると共に,

王の支配はメシア(キリスト)を

示しています。


王の任職は,神なのです。









十字架刑の詩篇


(詩篇22:1,2)

「わが神,わが神。

どうして,

私をお見捨てになったのですか。

遠く離れて私を

お救いにならないのですか。

私のうめきのことばにも。

わが神。昼,私は呼びます。

しかし,あなたはお答えになりません。

夜も,私は黙っていられません。」




詩篇22は古くから,

「メシヤ(キリスト)受難の詩」

と呼ばれています。


ダビデの苦悩の詩ですが,

イエス・キリストの十字架の姿をも

現しています。


「わが神,わが神」と言う言葉は,

イエス・キリストの十字架での叫びです。


イエス・キリストが

十字架にかけられた様子は,

次ぎのようです。


(マタイ27:46)

「三時ごろ,イエスは大声で,

『エリ,エリ,レマ,サバクタニ。』

と叫ばれた。

これは,

『わが神,わが神。

どうして

わたしをお見捨てになったのですか。』

と言う意味である。」








悔改めの詩篇


(詩篇32:5)

「私は,自分の罪を,

あなたに知らせ,

私の咎を隠しませんでした。

私は申しました。

『私の背きの罪を主に告白しよう。』

すると,

あなたは私の罪のとがめを

赦されました。」




ダビデが

罪を犯した後の悔改めの詩です。


罪を悔改め赦された喜びの詩です。


自分の罪を告白するなら,

神は罪を赦してくださいます。


(1ヨハネ1:9)

「もし,

私たちが自分の罪を

言い表わすなら,

神は真実で正しい方ですから,

その罪を赦し,

すべての悪から

私たちをきよめてくださいます。」








神の世界統治 


(詩篇93:1)

「主は,王であられ,

みいつをまとっておられます。

主はまとっておられます。

力を身に帯びておられます。

まことに,世界は堅く建てられ,

揺らぐことはありません。」



「みいつ」とは,威厳のことです。


神が世界を創造し,

統治していることを讃えています。










知恵による創造



(詩篇104:24)


「主よ。

あなたのみわざは

なんと多いことでしょう。

あなたは,それらをみな,

知恵をもって造っておられます。

地はあなたの造られたもので

満ちています。」


創造主を讃える讃歌です。


神は天地を,知恵によって,

創造しました。








神を慕い,待ち望む  


(詩篇42:1)

「鹿が谷川の流れを

慕いあえぐように,

神よ。

私のたましいは

あなたを慕いあえぎます。

私のたましいは,

神を,生ける神を求めて渇いています。

いつ,私は行って,

神の御前に出ましょうか。」



神の飢え渇きは,神を待ち望み,

神をほめたたえます。


(詩篇42:11)

「わがたましいよ。

なぜ,おまえは絶望しているのか。

なぜ,御前で思い乱れているのか。

神を待ち望め。

私はなおも神をほめたたえる。

私の救い,私の神を。」









神への讃歌


(詩篇47:1,2)

「すべての国々の民よ。

手をたたけ。

喜びの声をあげて神に叫べ。

まことに,いと高き方主は,

恐れられる方。

全地の大いなる王。」




神を手をたたいて,

神に叫べといいます。


神を讃歌しています。



(詩篇47:2,3 新共同訳)

「すべての民よ,

手を打ち鳴らせ。

神に向かって喜び歌い,

叫びをあげよ。

主はいと高き神,

畏るべき方

全地に君臨される偉大な王。」








神が永遠であることの讃美


(詩編90:1,2)


「主よ。

あなたは代々にわたって

私たちの住まいです。

山々が生まれる前から,

あなたが地と世界とを生み出す前から,

まことに,

とこしえからとこしえまで

あなたは神です。」



神の永遠であるが,

人生ははかないことを讃えています。


神は,信じる者を

とこしえに支えてくださっています。


(詩篇90:1-6)

「主よ。

あなたは代々にわたって

私たちの住まいです。

山々が生まれる前から,

あなたが地と世界とを生み出す前から,

まことに,

とこしえからとこしえまで

あなたは神です。

あなたは人をちりに帰らせて言われます。

『人の子らよ,帰れ。』

まことに,あなたの目には,

千年も,きのうのように過ぎ去り,

夜回りのひとときのようです。

あなたが人を押し流すと,

彼らは,眠りにおちます。

朝,彼らは移ろう草のようです。

朝は,花を咲かせているが,

また移ろい,

夕べには,しおれて枯れます。」







来るべき王の永遠の支配


(詩篇110:1)

「主は,私の主に仰せられる。

わたしがあなたの敵を

あなたの足台とするまでは,

わたしの右の座に着いていよ。」




元は,王の即位式の式文で

あったであろうと言われています。


「私の主」とは,メシヤとしての王,

王としてのキリストを指しています。


イエス・キリストは次のように言います。



(マタイ22:43,44)

イエスは彼らに言われた。

「それでは,どうしてダビデは,

御霊によって,彼を主と呼び,

『主は私の主に言われた。

「わたしがあなたの敵を

あなたの足の下に従わせるまでは,

わたしの右の座に着いていなさい。」』

と言っているのですか。









都上(みやこのぼり)の歌



(詩篇121)

都上りの歌

「私は山に向かって目を上げる。

私の助けは,

どこから来るのだろうか。

私の助けは,

天地を造られた主から来る。

主はあなたの足をよろけさせず,

あなたを守る方は,まどろむこともない。

見よ。イスラエルを守る方は,

まどろむこともなく,眠ることもない。

主は,あなたを守る方。

主は,あなたの右の手をおおう陰。

昼も,日が,あなたを打つことがなく,

夜も,月が,あなたを打つことはない。

主は,すべてのわざわいから,

あなたを守り,

あなたのいのちを守られる。

主は,あなたを,行くにも帰るにも,

今よりとこしえまでも守られる。」




「私は高い山を」

(聖歌507) 

1.

私は高い山を見上げる

私を助け給う(たも)お方は

天と地を造り上げて

治(おさ)める御神(みかみ)なのだ


2.

天と地の造り主は  

あなたが

蹌踉(よろ)めき倒れるのを許さず

微睡(まどろ)むこともせずに

あなたを守られます


3.

あなたを守るものは  

あなたの右の手  

覆(おお)い守る木陰(こかげ)だ

昼は太陽  夜は月

あなたを損(そこ)なわない


4.

あなたは禍(わざわい)から守られ

意味なく危ない目に遭(あ)わない

あなたの出入(ではい)りには

御神(みかみ)の守りがある







創造主に感謝する歌


(詩篇136:1-9)

「主に感謝せよ。

主はまことにいつくしみ深い。

その恵みはとこしえまで。

神の神であられる方に感謝せよ。

その恵みはとこしえまで。

主の主であられる方に感謝せよ。

その恵みはとこしえまで。

ただひとり,

大いなる不思議を行なわれる方に。

その恵みはとこしえまで。

英知をもって天を造られた方に。

その恵みはとこしえまで。

地を水の上に敷かれた方に。

その恵みはとこしえまで。

大いなる光を造られた方に。

その恵みはとこしえまで。

昼を治める太陽を造られた方に。

その恵みはとこしえまで。

夜を治める月と星を造られた方に。

その恵みはとこしえまで。」




永遠の神の恵みの感謝の式文です。







全知の神への深い感謝


(詩篇139:5)

「あなたは前からうしろから

私を取り囲み,

御手を私の上に置かれました。」



神はわたしたちと共にいます。


わたしたちに心のうちにもいます。




(詩篇139:1-6)

「主よ。

あなたは私を探り,

私を知っておられます。

あなたこそは私のすわるのも,

立つのも知っておられ,

私の思いを遠くから読み取られます。

あなたは私の歩みと私の伏すのを見守り,

私の道をことごとく知っておられます。

ことばが私の舌にのぼる前に,

なんと主よ,

あなたはそれを

ことごとく知っておられます。

あなたは前からうしろから私を取り囲み,

御手を私の上に置かれました。

そのような知識は

私にとってあまりにも不思議,

あまりにも高くて,

及びもつきません。」


(詩篇139:15,16)

「私がひそかに造られ,

地の深い所で仕組まれたとき,

私の骨組みは

あなたに隠れてはいませんでした。

あなたの目は胎児の私を見られ,

あなたの書物にすべてが,

書きしるされました。

私のために作られた日々が,

しかも,その一日もないうちに。」









ハレルヤ!


(詩篇150:1,2)


「ハレルヤ。

神の聖所で,神をほめたたえよ。

御力の大空で,神をほめたたえよ。

その大能のみわざのゆえに,

神をほめたたえよ。

そのすぐれた偉大さのゆえに,

神をほめたたえよ。」



詩篇の結びの讃歌です。

「神をほめたたえよ。」と讃美します。


ハレルヤとは,ヘブル語で

「主をほめたたえよ」の意味です。


(詩篇150:1-6)

「ハレルヤ。

神の聖所で,神をほめたたえよ。

御力の大空で,神をほめたたえよ。

その大能のみわざのゆえに,

神をほめたたえよ。

そのすぐれた偉大さのゆえに,

神をほめたたえよ。

角笛を吹き鳴らして,

神をほめたたえよ。

十弦の琴と立琴をかなでて,

神をほめたたえよ。

タンバリンと踊りをもって,

神をほめたたえよ。

緒琴と笛とで,神をほめたたえよ。

音の高いシンバルで,神をほめたたえよ。

鳴り響くシンバルで,神をほめたたえよ。

息のあるものはみな,主をほめたたえよ。

ハレルヤ。」

 

2015.11.17

 

2021-08-20 改定


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