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朝の光(聖書の言葉)

テモテの手紙第2  解説  2015.12.29  一部重複 

  テモテの手紙第2  解説  



 

 

 

テモテの手紙第2(2テモテ)

 

テモテの手紙第2(2テモテ)は,

パウロのテモテに対する

最後の警告と励ましの手紙です。 

 

○ 

 

力と愛と慎みとの霊

 

(2テモテ1:7)


「神が私たちに

与えてくださったものは,

おくびょうの霊ではなく,

力と愛と慎みとの霊です。」

 

神はわたしたちに

聖霊を与えてくださっています。

 

聖霊は,力だけでなく慎みを含み,

自分のためでなく愛に満ちたものです。

 

 

 

 

キリストの誕生

 

(2テモテ1:9,10)


「神は私たちを救い,

また,

聖なる招きをもって

召してくださいましたが,

それは私たちの働きによるのではなく,

ご自身の計画と恵みとによるのです。

この恵みは,

キリスト・イエスにおいて,

私たちに永遠の昔に

与えられたものであって,

それが今,

私たちの救い主キリスト・イエスの

現れによって

明らかにされたのです。

キリストは死を滅ぼし,

福音によって,

いのちと不滅を明らかに

示されました。」

 

わたしたちの福音は,

まずイエス・キリストの現れ,

すなわちキリストの誕生によって

明らかにされています。



 ☆彡



(2テモテ1:10 新共同訳)


「今や,わたしたちの救い主

キリスト・イエスの出現によって

明らかにされたものです。

キリストは死を滅ぼし,

福音を通して不滅の命を

現してくださいました。」

 

 

 

 

聖書と聖霊

 

(2テモテ1:13,14)


「あなたは,

キリスト・イエスにある

信仰と愛をもって,

私から聞いた健全なことばを

手本にしなさい。

そして,

あなたにゆだねられた良いものを,

私たちのうちに宿る聖霊によって,

守りなさい。」

 

聖書の言葉と聖霊の働きについて

書いています。

 

キリストを信じる者が

正しい道を歩むためには,

聖書の言葉と,

聖霊の働きが必要です。

 

わたしたちに与えられた信仰と愛は,

聖霊が支えてくださいます。

 

 

 

 

パウロの福音 


(受肉,十字架,復活,再臨)

 

(2テモテ2:8-13)


「私の福音に言うとおり,

ダビデの子孫として生まれ,

死者の中からよみがえった

イエス・キリストを,

いつも思っていなさい。

私は,福音のために,苦しみを受け,

犯罪者のようにつながれています。

しかし,神のことばは,

つながれてはいません。

ですから,

私は選ばれた人たちのために,

すべてのことを耐え忍びます。

それは,

彼らもまたキリスト・イエス

にある救いと,

それとともに,

とこしえの栄光を

受けるようになるためです。

次のことばは信頼すべきことばです。

『もし私たちが,

彼とともに死んだのなら,

彼とともに生きるようになる。

もし耐え忍んでいるなら,

彼とともに治めるようになる。

もし彼を否んだなら,

彼もまた私たちを否まれる。

私たちは真実でなくても,

彼は常に真実である。

彼にはご自身を否むことが

できないからである。』」

 

ここでは,

福音をキリストの受肉,死,復活,

栄光(再臨)として現しています。

 

特にキリストの死と復活(1:8)と

その恵み(1:11)が

語られています。

 

「次のことば」と言うのは,

当時の信仰告白か,

賛美歌の歌詞ではないかと

考えられています。

 

 

 

 

聖書の霊感 


(2テモテ3:16) 


「聖書はすべて,

神の霊感によるもので,

教えと戒めと矯正と義の

訓練とのために有益です。

それは,神の人が,

すべての良い働きのために

ふさわしい十分に整えられた

者となるためです。」

 

聖書の言葉を人の言葉として,

理性だけで解釈しようとすると

決して,真理に到達できません。

 

2テモテは,パウロの最後の書簡です。

 

牧会者としてのテモテに

個人敵な励ましと注意を

書いています。

 

☆彡


(2テモテ3:14-16)


「けれどもあなたは,

学んで確信したところに

とどまっていなさい。

あなたは自分が,

どの人たちから

それを学んだかを知っており,

また,幼いころから

聖書に親しんで来たことを

知っているからです。

聖書はあなたに知恵を与えて

キリスト・イエスに対する

信仰による救いを

受けさせることができるのです。

聖書はすべて,

神の霊感によるもので,

教えと戒めと矯正と

義の訓練とのために

有益です。」

 

 

 

 

伝道者としての働き


 (2テモテ4:5)


「しかし,あなたは,

どのようなばあいにも慎み,

困難に耐え,

伝道者として働き,

自分の務めを十分に果たしなさい。」


伝道者としての働きについて,

教えています。

 

 

パウロがテモテに命じている事柄


(2テモテ4:1-5)


「神の御前で,また,

生きている人と死んだ人とを

さばかれるキリスト・イエスの御前で,

その現われとその御国を思って,

私はおごそかに命じます。

みことばを宣べ伝えなさい。

時が良くても悪くても

しっかりやりなさい。

寛容を尽くし,

絶えず教えながら,

責め,戒め,また勧めなさい。

というのは,

人々が健全な教えに

耳を貸そうとせず,

自分につごうの良いことを

言ってもらうために,

気ままな願いをもって,

次々に教師たちを

自分たちのために寄せ集め,

真理から耳をそむけ,空想話に

それて行くような時代になるからです。

しかし,あなたは,

どのようなばあいにも慎み,

困難に耐え,伝道者として働き,

自分の務めを十分に果たしなさい。」

 

わたしたちの信仰,

生き方の基本は,

主の再臨を待つことです。

 

 

 

 

 

主の現れを慕う ・ 再臨

 

(2テモテ4:6-8)


「私は今や注ぎの供え物となります。

私が世を去る時はすでに来ました。

私は勇敢に戦い,

走るべき道のりを走り終え,

信仰を守り通しました。

今からは,

義の栄冠が私のために

用意されているだけです。

かの日には,

正しい審判者である主が,

それを私に授けてくださるのです。

私だけでなく,

主の現われを慕っている者には,

だれにでも授けてくださるのです。」

 

 

注ぎの供え者とは殉教の死です。

 

2テモテは,

パウロ最後の手紙だといわれています。

 

「主の現われ」とは再臨のことです。

 

パウロは,手紙の最後に

主の再臨の喜びを伝えています。



 ☆彡



(2テモテ4:6-8 新共同訳)


「わたし自身は,

既にいけにえとして献げられています。

世を去る時が近づきました。

わたしは,戦いを立派に戦い抜き,

決められた道を走りとおし,

信仰を守り抜きました。

今や,義の栄冠を受けるばかりです。

正しい審判者である主が,

かの日にそれをわたしに

授けてくださるのです。

しかし,わたしだけでなく,

主が来られるのを

ひたすら待ち望む人には,

だれにでも授けてくださいます。」

 

 

 

 

 2015.12.29   
 
 

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