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朝の光(聖書の言葉)

使徒の働き4(使徒21-28章) パウロのローマ訪問 2018-05-05

使徒の働き4


(使徒21-28章)

パウロのローマ訪問 

 (口語訳聖書)




使徒21章  

パウロ,エルサレムに行く


初代教会のアガポという預言者は,

パウロがエルサレムで

迫害されると預言しました。


パウロは迫害を迫害を,

福音を語るための機会ととらえ,

エルサレムに行きます。


(使徒21:9-12)




4人の娘が預言します。


(使徒21:13)

「その時パウロは答えた,
『あなたがたは,泣いたり,
わたしの心をくじいたりして,
いったい,
どうしようとするのか。
わたしは,
主イエスの名のためなら,
エルサレムで縛られるだけでなく,
死ぬことをも
覚悟しているのだ。』」






パウロ,ユダヤ人たちに捕らえられる


(使徒21:27,28 口語訳)

「七日の期間が終ろうとしていた時,
アジヤからきたユダヤ人たちが,
宮の内でパウロを見かけて,
群衆全体を煽動しはじめ,
パウロに手をかけて叫び立てた,
『イスラエルの人々よ,加勢にきてくれ。
この人は,いたるところで
民と律法とこの場所にそむくことを,
みんなに教えている。
その上に,
ギリシヤ人を宮の内に連れ込んで,
この神聖な場所を汚したのだ』」。


パウロは,エルサレムに帰りますが,

ユダヤ人に捕らえられます。




 

パウロ,千人隊長に渡される


(使徒21:30-33)

「そこで,市全体が騒ぎ出し,
民衆が駆け集まってきて,
パウロを捕え,
宮の外に引きずり出した。
そして,
すぐそのあとに
宮の門が閉ざされた。
彼らがパウロを
殺そうとしていた時に,
エルサレム全体が
混乱状態に陥っているとの情報が,
守備隊の千卒長にとどいた。
そこで,彼はさっそく,
兵卒や百卒長たちを率いて,
その場に駆けつけた。
人々は千卒長や兵卒たちを見て,
パウロを打ちたたくのをやめた。
千卒長は近寄ってきて
パウロを捕え,
彼を二重の鎖で縛
っておくように命じた上,
パウロは何者か,
また何をしたのか,と尋ねた。」


エルサレムでユダヤ人はパウロを捕らえ,

ローマの兵である

千人隊長に引き渡します。


このとき,パウロは,

「私は生まれながらの市民です」

と言います。


「千人隊長」は,

ローマ市民権の特権を

多額の金で買っていました。



(使徒22:27,28)

「そこで,
千卒長がパウロのところにきて言った,
『わたしに言ってくれ。
あなたはローマの市民なのか』。
パウロは『そうです』と言った。
これに対して千卒長が言った,
『わたしはこの市民権を,
多額の金で買い取ったのだ』。
するとパウロは言った,
『わたしは生れながらの市民です。』」






パウロ,最高法院で取り調べを受ける


(使徒22:30 口語訳)

「翌日,彼は,
ユダヤ人がなぜパウロを訴え出たのか,
その真相を知ろうと思って
彼を解いてやり,
同時に祭司長たちと全議会とを召集させ,
そこに彼を引き出して,
彼らの前に立たせた。」


パウロはまず,

ユダヤ人たちによって,裁かれます。






主が,パウロに語る


(使徒23:11)

「その夜,
主がパウロに臨んで言われた,
『しっかりせよ。
あなたは,
エルサレムでわたしのことを
あかししたように,
ローマでも
あかしをしなくてはならない。』」


主イエスが夜,パウロのそばに立って,

この言葉を語りました。


パウロがローマこの迫害を通して

ローマに生きます。


ユダヤ人による

パウロ殺害の計画が知られたため,

ローマの千人隊長は

パウロを総督ペリクスのもとへ送ります。


ペリクスは,

カイザリヤに駐在したローマ総督でした。

(在任は紀元52~58年頃でした)


こうして,パウロは

ローマ人にあかしする機会を得ます。


さらに,これがきっかけとなって,

パウロは,ローマに行くようになります。




パウロ,総督ペリクスに連れていかれる


(使徒23:23,24 口語訳)

「それから彼は,
百卒長ふたりを呼んで言った,
『歩兵二百名,騎兵七十名,
槍兵二百名を,
カイザリヤに向け出発できるように,
今夜九時までに用意せよ。
また,
パウロを乗せるために馬を用意して,
彼を総督ペリクスのもとへ
無事に連れて行け』」。


○ 


使徒24章  

パウロ,ペリクスの前で弁明する


ペリクスは,

多年にわたってパレスチナの

ローマ総督でした。


管轄下には多くのキリスト者がいたので,

キリスト者については

詳しい知識を持っていました。


ペリクスは,

使徒パウロから深い印象を受け,

パウロの語る信仰に興味を示します。


しかし,

ペリクスは貪欲な人物であったために,

キリストを受け入れませんでした。


また,パウロを放免しませんでした。


一方,パウロはキリストのため,

その福音のために働きました。


パウロは次のように弁明します。


(使徒24:21)

「ただ,
わたしは,彼らの中に立って,
『わたしは,
死人のよみがえりのことで,
きょう,
あなたがたの前で
さばきを受けているのだ』
と叫んだだけのことです。」






使徒25章  


パウロ,総督フェストに送られる


(使徒25:1-6 口語訳)

「さて,フェストは,
任地に着いてから三日の後,
カイザリヤからエルサレムに
上ったところ,
祭司長たちや
ユダヤ人の重立った者たちが,
パウロを訴え出て,
彼をエルサレムに呼び出すよう
取り計らっていただきたいと,
しきりに願った。
彼らは途中で待ち伏せして,
彼を殺す考えであった。
ところがフェストは,
パウロがカイザリヤに監禁してあり,
自分もすぐそこへ
帰ることになっていると答え,
そして言った,
『では,もしあの男に何か
不都合なことがあるなら,
おまえたちのうちの有力者らが,
わたしと一緒に下って行って,
訴えるがよかろう』。
フェストは,
彼らのあいだに
八日か十日ほど滞在した後,
カイザリヤに下って行き,
その翌日,裁判の席について,
パウロを引き出すように命じた。」


フェストは,

ローマの州総督ペリクスの後任でした。


このとき,

ユダヤ人はパウロを殺そうと謀ります。


一方でフェストは,

ユダヤ人の歓心を買おうとしていました。


パウロは,

自分のローマ市民権を用いて,

カイザルすなわちローマ皇帝

(このときはネロ)に上訴しました。




パウロ,皇帝に上訴


(使徒25:10,11)

「パウロは言った,
『わたしは今,
カイザルの法廷に立っています。
わたしはこの法廷で
裁判されるべきです。
よくご承知のとおり,
わたしはユダヤ人たちに,
何も悪いことをしてはいません。
もしわたしが悪いことをし,
死に当るようなことを
しているのなら,
死を免れようとはしません。
しかし,もし彼らの訴えることに,
なんの根拠もないとすれば,
だれもわたしを
彼らに引き渡す権利はありません。
わたしは
カイザルに上訴します。』」




フェスト,パウロをアグリッパ王に渡す


(使徒25:13-15)

「数日たった後,
アグリッパ王とベルニケとが,
フェストに敬意を表するため,
カイザリヤにきた。
ふたりは,
そこに何日間も滞在していたので,
フェストは,
パウロのことを王に話して言った,
「ここに,ペリクスが囚人として
残して行ったひとりの男がいる。
わたしがエルサレムに行った時,
この男のことを,
祭司長たちやユダヤ人の長老たちが,
わたしに報告し,
彼を罪に定めるようにと要求した。」


数日してから,

アグリッパ王とベルニケが来ました。


アグリッパ王とは,

ヘロデ・アグリッパ二世のことです。


彼は,16年前に使徒ヤコブを殺した

ヘロデ・アグリッパ一世の息子でした。


またパプテスマのヨハネを殺し,

キリストを嘲笑した

ヘロデ・アンティパスの孫でもあります。


さらに彼は,キリストを殺そうとして

ベツレヘムの幼子たちを虐殺した

ヘロデ大王の曾孫にあたります。


こうした人物たちの前に,

使徒パウロは立ったのです。




使徒26章  


パウロ,アグリッパ王の前で弁明


(使徒26:1)

「アグリッパはパウロに,
『おまえ自身のことを話してもよい』
と言った。
そこでパウロは,
手をさし伸べて,
弁明をし始めた。」


パウロはアグリッパ王に弁明しました。


(使徒26:22,23)

「わたしは
今日に至るまで神の加護を受け,
このように立って,
小さい者にも大きい者にも
あかしをなし,
預言者たちやモーセが,
今後起るべきだと語ったことを,
そのまま述べてきました。
すなわち,
キリストが苦難を受けること,
また,死人の中から
最初によみがえって,
この国民と異邦人とに,
光を宣べ伝えるに至ることを,
あかししたのです。」





使徒27章  

パウロ,ローマへ向かって搬出する


パウロはローマ皇帝に上訴していたので,

ローマへ向かうことになりました。


一行は船に乗り,

一路イタリヤへ出帆したが,

途中ひどい嵐に遭遇します。


百人隊長は,

パウロの言葉よりも

航海士や船長のほうを信用しました。


しかし嵐が終わる頃には,

パウロは

百人隊長から信頼を勝ち得ていました。



パウロの預言


(使徒27:9-11)

「長い時が経過し,
断食期も過ぎてしまい,
すでに航海が危険な
季節になったので,
パウロは人々に警告して言った,
『皆さん,
わたしの見るところでは,
この航海では,
積荷や船体ばかりでなく,
われわれの生命にも,
危害と大きな損失が及ぶであろう』。
しかし百卒長は,
パウロの意見よりも,
船長や船主の方を信頼した。』」



27:23-

天使がパウロに告げ,人々に伝える

パウロたち,島に打ち上げられる。




使徒の働き28章  

マルタ島で


パウロはマルタ島で,

まむしに取り付かれましたが,

「振り落として何の害も受けなかった」

のです。



(使徒28:3-6)

「そのとき,
パウロはひとかかえの柴を
たばねて火にくべたところ,
熱気のためにまむしが出てきて,
彼の手にかみついた。
土地の人々は,
この生きものがパウロの手から
ぶら下がっているのを見て,
互に言った,
『この人は,
きっと人殺しに違いない。
海からはのがれたが,
ディケーの神様が
彼を生かしてはおかないのだ』。
ところがパウロは,
まむしを火の中に振り落して,
なんの害も被らなかった。
彼らは,
彼が間もなくはれ上がるか,
あるいは,
たちまち倒れて死ぬだろうと,
様子をうかがっていた。
しかし,長い間うかがっていても,
彼の身になんの変ったことも
起らないのを見て,
彼らは考えを変えて,
『この人は神様だ』
と言い出した。」






パウロ,病人をいやす


(使徒28:8,9)

「たまたま,
ポプリオの父が赤痢をわずらい,
高熱で床についていた。
そこでパウロは,
その人のところにはいって行って祈り,
手を彼の上においていやしてやった。
このことがあってから,
ほかに病気をしている島の人たちが,
ぞくぞくとやってきて,
みないやされた。」






パウロは,ローマに滞在する


(使徒28:30,31)

「パウロは,
自分の借りた家に
満二年のあいだ住んで,
たずねて来る人々をみな迎え入れ,
はばからず,
また妨げられることもなく,
神の国を宣べ伝え,
主イエス・キリストのことを
教えつづけた。」


パウロは,ローマで裁判を待ちます。

自由が利き,ローマでの宣教が出来ました。






2018-05-05








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