上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

2年ぶりに現像

2019年08月25日 23時32分54秒 | 放言

 引っ越して1年近くたって初めてフィルム現像をした。最後にフィルムで撮ったのはいつだかわからないが、未現像フィルムが何本もあるのは頭の片隅にあった。撮ったままほっとくと退色したりとかするんだっけ。早く現像しないと、と思いつつ先送りするのが世の習い。引越しのごたごたで道具もろとも散逸しちゃったかなと、恐る恐る部屋のしかるべきところを探ったら、必要なものはもれなくささっと出てきた。すごい。1年前の自分をほめてやりたい。が、どうせならさっさと現像しとけよって話だ。


 2016年物のT-MAXデベロッパーは、印画紙用なら即廃棄レベルに色づいていたが、この程度ならまだ使えるのは経験済。とはいえ一応安全を見て、まず2本だけ現像してみた。水温はきっちり20℃。この季節、心地のよい冷たさ。ちょっと弱気になって30秒ほど押してみたが、その必要はなかった。スーパーフィックスも2016年製だったが、全然問題なし!(あくまで個人的な判断基準です)。
 調子をよくして、もう4本、現像してみる。今度はTMY-2。さっきのKENTMERE400と違って今や高級品だ。廃液がしっかり赤いw。いい感じの濃度になった。水揚げしたばかりのネガを眺めるのは、いつもながら至福の時だ。2015年3月撮影のが混じっていた。仙台の景色。なんでこんなのが未現像で残ってるんだろ。2016年春、いわきから引き上げる前に、ベタ焼まで全部済ませてきたと思ってたのだが。。


 実をいうと新居には暗室はない。引伸し機はバラして棚の奥へ。暗幕も捨てずにおいてあるが。
 引伸し機がなくてもベタ焼くらいはできるよな。残りの未現像を片付けたら、ちょっと考えてみようか。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Solid Curves再訪 | トップ | 話しているのは誰? @国立... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
大深度で (osawasense)
2019-09-04 23:41:21
こっそり掘って地下暗室…ぐらい、朝飯前でしょ
返信する
Re:大深度で (暗室管理人)
2019-09-05 23:32:32
う~ん、最近は水害も心配でw。
返信する

コメントを投稿

放言」カテゴリの最新記事