●ファンの責務、経営者の責務。

色々なところで色々な人が
色々な意見をおっしゃっていらっしゃいます。
それはたぶん球界にとって
もの凄くありがたいことなのでしょう。

で、こう言う意見も聞きます。

「赤字企業になったのはファンのせいだから、ファンにも責任はある」

もの凄く控えめに書きました。
実際には、現在ファンが行っている
運動そのものへの否定のようなモノもあり。
中には１リーグになってもファンに口出す権利はない
何て意見もあります。

言いたいことはわかるんですけどね。
同意は出来ないけど。

何に同意が出来ないのか。
まず、球団の赤字経営にファンは責任なんかない。
と思っているからです。

だってね、それは
つぶれた商店の店主が
「買わない客が悪い！！」
って言ってるようなもんですから。
そんないいわけあるかい！！って感じでしょ？

しかも野球という商品は
商品価値の薄いモノでは決してない。
こうして１リーグの問題が吹き出して以来
その影響は世論すらうごかしつつある。
テレビの放映時間も日増しに増え
球界というのがいかに商品価値が高いかは
もう言うまでもなく明らかです。

そんな売れ筋商品を
満足に売れなかった経営責任はでかい。
それを買わない客に押しつけるのは
お門違いもいいとこです。

確かに球場に行くお客さんは少なく
空席の目立つ球場も多い。
でも空席があるのは経営陣の力不足だし
満席じゃないと儲からないんだとしたら
経営者の考え方の方がおかしい。

売り切れごめん以外は赤字
そんな商売してる人はいないでしょう。

だいたい近鉄の赤字４０億
全試合満席になったってチャラにはならんでしょう。
そんな膨大な赤字どうやってこさえたんだ！！
（まあ、信ぴょう性の薄い数字らしいですが）

合併や１リーグが
選択肢として間違っているとはいいません。
球場に行くファンが少ない現状を
甘んじて良しだとも思いません。

でも、そのことにファンの責任はない。

すべては経営努力です。
こんな美味しい商品を扱っていながら
満足に黒字にすら出来ない
経営者の無能ぶりは明確です。

ファンで有れば誰でも球場に行きたい。
チケット代がもう少しやすけりゃ当然行く。
ネット裏のチケットが一部の関係者だけのモノでなければ
年間チケットをもっと簡単にかえれば
それこそ、野球以外に面白いイベントでもやってくれれば
野球ファンじゃなくとも球場に行く。

やりようはいくらでもあるし
実際サッカーはやってるし、もうかってる。

出来なきゃ出来る企業に売ればいいのに
それすらも出来ない。

詰まるところ
今運動しているファンは
そんな無能な経営者に
これからの球界は託せない。

そう思ってるんでしょうね。