かこぶろ。

ファントム~アフタートークショー



終演後、着席のままそう待たずしてトークショーが始まりました。
特に城田優さんは満身創痍に見え、椅子に座っても前かがみになって何度も水を飲みながら
徐々にペースを取り戻していました。

個人的には伯爵よりキャリエールを演じた、岡田浩暉さんの話を聞いてみたかったです。
ネタバレですが全ての元凶、キャリエール。
美しく歌と踊りの才能もあった女性と恋に落ちたキャリエール、妻子持ちだったのです。。
「ノートルダムのジプシーから(←どこかで聞いた設定 w)怪しいハーブを」
絶望した彼女が産んだ子供はそのせいか醜い顔だった。

オペラ座の地下で暮らすようになり「美しい子供」と愛情をそそがれ、美しい母と音楽のもと育ったエリック。
その後母親は亡くなりある日偶然に水面に映った自分の顔を初めて見、驚愕ーーー!
キャリエールは正体を伏せ、親身に接しオペラ座の支配人としても面倒をみていたのでした。
その終盤、父子としてのシーン、軽口もありながらのトークに胸が締め付けられます。
約束を果たすよう求め、応える子と父。。

母を見るかのように美しく天使の歌声を持つクリスティーヌに心奪われる、エリックの想いがキラキラしていて。
伯爵の登場で初めて恋心と意識して、二人のキスシーンを
眩い楽屋から、それを見ることしかできない、エリックのいる暗闇と回転して見せるのも秀逸。
肝いりの演出。

一幕はクリスから見た憧れのパリでカラフルな色づかい、
二幕はエリックの世界でもある地下室やモノトーンの感じで表したとのこと。
クリスとピクニックをした強調されたグリーンも印象深いです。

クリスもキャリエールからエリックの出自を聞いて
仮面を取って欲しいと母親にも見せた素顔を自分にも見せて欲しいと言い、見ると
恐怖におののく。
だから言ったじゃーーーん!!! 悲嘆にくれますよね。。
けれど終盤、瀕死のエリックはクリスに抱かれ素顔を見せても笑顔を見せ「Beautiful Boy」を共に歌い
最期のひとときを過ごせて、余韻いっぱいに終わって。

城田演出では感情が一番、
音を多少外してもそこに感情をのせていれば良いのだと
モーリー・イェストンさんにも承諾を得たと笑っていました。

12月になると大阪での公演が始まり、この日がちょうどターンだと話していました。
劇場を借りての公演とはいえ短い。専用劇場を持つ劇団四季は凄い。
今回の公演が評判を呼び次は長い期間で、また多くの方に観てもらえるよう期待したいです。


加藤和樹ファントムも良さそうですね!


劇団四季「オペラ座の怪人」のほうは
2020年いよいよ帰ってきます。
アプローチが全然違うのでどちらも素晴らしい。
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