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かこぶろ。

ベオウルフ/呪われし勇者(2007)

友人のリクエストで観た映画。
じゃなかったらテレビ放送を待ったかもしれません。フフフ
英文学最古の文献のひとつとされる英雄ベオウルフの冒険物語、といっても私は知りませんでした。
「ポーラー・エクスプレス」も劇場などの予告でしか見たことはありませんでしたが、
パフォーマンス・キャプチャー技術を駆使して、実写とCGを融合させたロバート・ゼメキス監督の、
技術を魅せるための映画という印象でした。
といっても三郷は3Dで観る劇場ではなかったので面白さ半減だったかしら
オーバーに言えば「飛び出すグロエロ冒険映画」という感じでしょうか。
アメリカではPG13のようですね、日本は指定はありません。
ロバート・ゼメキスといえば個人的にがぜん「バック・トゥ・ザ・フューチャー」なのですが、
ひ弱な父を好演していたクリスピン・グローバーさんが、まさかここで怪物グレンデルとして出演とはビックリでした。
嬉しかったです。

ベオウルフ/呪われし勇者
・OST 「べオウルフ(輸入盤)」 ←ダイナミックでカッコいい
 アラン・シルヴェストリ さんの音楽はこうみていくと好きなものが多いです。

<原題> 「BEOWULF」
<公開時コピー> 「この誘惑が、世界をもてあそぶ」 ←ごもっとも!
 「ロード・オブ・ザ・リング」+「300」
<あらすじ> 古代デンマーク。
戦士ベオウルフは、時の王フロースガールの命によって、人々を襲い続ける呪われし巨人グレンデルの討伐に立ち上がる。
そして激戦の末、グレンデルを見事に打ち負かすのだった。
しかし、平安が訪れたのも束の間、ベオウルフの部下たちが皆殺しにされる。
それは、魔性なグレンデルの母による仕業だった。
さらにはベオウルフも冷酷で妖艶な彼女の魅惑に引き込まれ、
彼女を愛せば永遠の力を持つ王になれる、という悪魔の誘いを受け入れてしまう。
はたして、突然命を落としたフロースガールの後継者として王の座に就くベオウルフ。
だが、やがてある時、ドラゴンが現われ、民衆を襲撃し始める。。。
レイ・ウィンストン ・・・・・・ベオウルフ
アンソニー・ホプキンス ・・フロースガール王
ジョン・マルコヴィッチ ・・・アンファース
ロビン・ライト・ペン ・・・・・ウィールソー王妃
ブレンダン・グリーソン ・・ウィグラーフ
クリスピン・グローバー ・・・巨人グレンデル
アリソン・ローマン ・・・・・・ウルスラ
アンジェリーナ・ジョリー ・・・グレンデルの母
□HP http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/
(↓ 以下ネタばれあり)☆☆☆★★


ベオウルフを知っている方はこの映画をどう観たのでしょうか。
ドラゴンとの戦いは、誘いにのったことを悔いていたし、妻と愛人をも護るため自身を犠牲にしても果敢に立ち向かっていて見応えがありました。
戦士として本来の姿に戻ったような戦いっぷりでした。
(あれだけわかりやすいアンジェリーナ・ジョリーの)美貌と、巨万の富、名声、権力、
善と悪の葛藤の末、ムーディー先生(byハリー) ウィグラーフ、お前もかっ、というラストが印象的でした。
前の王とべオウルフが誘いを受けて結局身を滅ぼしたのを知っているというのに、人間というものは欲深い生き物です。
そうして栄光と破滅を受け継ぐ王になるとは思ってもみませんでした。
グレンデル(LOTRのゴラムっぽかった)やドラゴンは、父親には直接手を出さず周りを攻撃することで苦痛を与えていました。
息子としてそれしか接する術が無かったのかもしれないと思うと、怪物ですがかわいそうでした。
そしてその母親には、三つ編みのような長~い尻尾があって、手が足のようで、足はヒールを履いたようで、全身金ぴかでした。
自らの欲望のために罠を仕掛けますが、子供のためなら恐ろしいまでの力をみせる母性の強い悪魔でした。
王妃の歌は、とても美しかったです。
 ハープと歌声というシンプルさ、切ないメロディの「Gently As She Goes 」「A Hero Comes Home」 
フロースガールと、後にべオウルフの妻になるものの、
同じように裏切られ愛と敬意を失ってしまう哀しい女性でした。男性不信になってしまわないのかしらん。
キャラクターの濃いメンバーが揃ったストーリーでした。


シュレックのような人間たちの動きはゲーム画面のようでしたが、
アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコヴィッチ、アンジーはそれを上回る演技力で魅せてくれました。
演技するほうはメイクも衣装もセットも無くて大変だったことでしょうね。


2008年1月10日(木)MOVIX三郷
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