隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「リクエスト、たくさんいただきました!」~70年代ロック パート1

2024年04月22日 20時22分51秒 | スピッツ

2024.04.21
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM




 4月4週目。
 ちょっと前のアニメを見ていたら、登場人物が「ちげーよ、ちげーよ」と言っていた。
 だけど最近はこの「ちげーよ」、「あんまり聞かなくないですか?」。
 草野くん自身には、この「ちげーよ」は「すごく違和感のある言葉。モヤモヤする」。
 例えば、「知らないよ」→「知らねーよ」、「うるさいよ」→「うるせーよ」みたいに規則にのっとった変化にはならない「ちがうよ」→「ちげーよ」。
 ここからは草野解釈。「おそらく汚い言葉にしようとして頑張っちゃった言葉なのでは?」
 反抗期の中学生が親にわざと汚い言葉を投げつけようとしてるみたいな「幼い印象を受けるんだよね。ちょっと恥ずかしい言葉かも。だから、最近使う人が減ったのかな?」
 Googleで検索してみたら、「埼玉の方言」説、「石橋貴明が広めた」説などがあるらしいが、真偽のほどは不明。


 そして今週は、【70年代ロック・リクエストで漫遊記(パート1)】
 本来『ロック大陸漫遊記』は、「70年代のロックをかけたい番組としてスタートしたが、リクエストを募ると90年代以降の曲がほとんどだったりするので、今回は70年代に限定した」。そして、リクエスト・・・、「たくさんいただきました!」


 セットリスト
 01 美しい鰭(スピッツ)
 02 タイムマシンにおねがい(サディスティック・ミカ・バンド)
 03 Go All the Way(Raspberries)
 04 Spaceship Superstar(Prism)
 05 路地裏の少年(浜田省吾)
 06 Never Marry a Railroad Man(Shocking Blue)
 07 Barracuda(HEART)
 08 津軽の海(ジャッキー吉川とブルーコメッツ)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「美しい鰭」(2023年、46thシングル/2023年、17thアルバム『ひみつスタジオ』)。
 リリースから1年・・・、「早いなあ」と。
 新作のコナン君、「これが放送される頃には見に行ってると思います」。
 そして、『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、この前はテレビで放映されましたね。エンディングで固唾をのむ・・・。


 ここでひと言。
 喉風邪をひいてしまったそうで、「体調はいいんですけどね。この声で進めます、失礼します」と。
 (お大事に・・・です。おしゃべりはきついですよね)


 最初の曲は、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」(1973年、2nアルバム『黒船』)。
 加藤和彦さん率いる、70年代に4年間だけ活動して解散したバンド。
 リクエストされた方は、「70年代の邦楽ロックといえば、サディスティック・ミカ・バンドでしょ」と。
 中学のころ、友達の家に必ずあったアルバム『黒船』。「今聴いても古くない。むしろ新しい感じがする」と。
 草野くんは、加藤和彦さんのドキュメント『トノバン』を見て盛り上がったのもあって、今回この曲をセレクトしたそうです。
音楽ドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』本予告【公式】
 
 「聴かれ続けているだけあって、楽曲も強いし、歌も演奏もすごいし、サウンドもパッとしてるな、と思います。ミカさんの声、心がシャキッとしますね」と。
Old gley whistle test (1975) | Sadistic Mika Band サディスティック ミカ バンド | Remastered FULLHD 1080p 60fps

 次は、Raspberriesの「Go All the Way」(1972年、2ndシングル/1972年、デビューアルバム『Raspberries』)
 先日、エリック・カルメンさんが亡くなって、「Raspberriesをかけたいな」と思っていたそうで。
 KISSのポール・スタンレーさんの追悼コメント(コチラ)を読んで、「言われてみると、KISSもRaspberriesっぽいなと思ったりもしました」と。
 (曲は異なるけど、Raspberriesをリクエストしたので、よかった~。泣けるほど懐かしい。ツヤツヤしてていい声だなあ) 

 そして、楽曲には関係ないけど・・・、B’Zの稲葉さん、坂本慎太郎さんらミュージシャンが声優にチャレンジしていてすごいじょうずだけれど、「草野さんはやってみたいと思ったことは? できれば、ムーミンのスナフキン役を(弾き語り込みで)」と。

 (これに対しては、最初軽く苦笑してスルーでした(笑)。でも楽曲を解説したあとで)
 「ところで声優の話ですけど」(あ、ここで・・・)、「もともと、演技をする、ということに対して畏れ多いという気持ちがありまして、声優も役者もやってみたいと思ったことは一度もないですね」と。
 プロの声優はいろんな役を演じている、「マジですげ~なあと尊敬するし、俳優さんとも違う凄みを感じたりするし。オレごときが割り込んでいいのかなとすごい思ったりするんで」。
 バンド内でお遊び的なのはありかも、だけど、「声優・・・、やることなさそうだなあ、うん」ということでした。
 (これは、なさそう・・・というか、絶対になさそうですね)

 次は、「カナダのロックバンド」、Prismの「Spaceship Superstar」(1977年、デビューアルバム『Prism』)。
 70年代ロックでリクエストって、「大まかすぎて迷いました!」と。そして、中学生のころによく聴いていたPrismをリクエスト。この曲が好きすぎて、美術の課題のポスターも、この曲にちなんだテーマで制作したそうです。
 カナダのバンドは、Rush、Loverboy、Anvil、Alvvaysなど、「(この番組では)結構かけてますよ。でもカナダのバンドの特集もやってみたいと思っていた」。
 だけど、このバンドは、草野くんは全く知らなかったそうで、「初めて聴いたけど、すごいポップで、ゴダイゴみたいな感じでいいっすね。これ、はまりそうだなと思いました」。

 そして次は、浜田省吾さんの「ソロデビュー曲」、「路地裏の少年」(1976年、デビューシングル/1976年、デビューアルバム『生まれてところを遠く離れて』)。
 「初めて好きになったミュージシャン」とリクエスト。
 この方は80年代からずっと浜田さんのファンでliveには欠かさず参加されていたけれど、「2019年にスピッツ沼に落ちるまで、同じ事務所だとは知らなかった」そうです(笑)。
 浜田氏の事務所の社長がスピッツの対バン相手のバンドを見に来ていて、「そのときに運よく気に入ってもらって、そんで今があるっていう感じですね」。
 「浜田さんにはいつも気にかけていただいて、ホントにお世話になっています」
 でも事務所に入る前は、浜田省吾さんについては「友達の家でレコードを聴いた、くらいの認識しかなくて」。でも改めて聴くと、「サウンドがちゃんと70年代ロックって感じで、結構ツボなんですよね」。
 この曲も、初期のスタジオ音源とライブ音源を聴くと、「全然印象が違って、それも興味深いです」。
 歌声は全然変わっていなくて、「それはすごいなと思います。今もホントに若いんですよね」。
 (それはすごくわかります。この曲も懐かしいなあ。やっぱり声は若いと思うけど)

 そして次は、Shocking Blueの「Never Marry a Railroad Man 悲しき鉄道員」(1970年、7thシングル)。
 スピッツ30周年記念番組でファンになった、「おばさん・・・じゃなく、おばあさんです」とリスナーさん。
 「いやいや、自分で言っちゃだめですよ。お若いですよ、まだまだ」と優しい草野くん。
 青春時代だった70年代は、「ラジオで洋楽を聴く毎日でした」と。そのころは「正直、ロックは流行りの音楽と思って、好きではなかった」と。でも60代になって、昔のロックの成り立ちや歌詞の意味を解説してくれる番組でロックの奥深さを知り、それ以来、昔のロックを楽しんでいるそうです。
 Shocking Blueは「Venus」が有名だが、この方は「悲しき鉄道員」のほうが好きだったそうです。「哀愁を帯びた東洋的なメロディーとギターの音色が、青春時代のブルーな気持ちととけあって、いつまでも聴いていたいような曲でした」と。
 草野くんも高校のころ、Shocking Blueが好きで聴いていたが、「そのころにはもう流行ってなくて」。番組ではお馴染みの福岡の田口商店で、この曲が100円で投げ売りされていて。Shocking Blueって名前からして絶対ハードロックだろうなと思って買ったら切ないメロディーで、でも「これはこれでよいな」と思って毎日聴いていた。
 ZO-3で、「弾きたくなるカッティング」を。
 タイトルのrailroad man「鉄道員」はメタファーで、別に鉄道員のことを歌った曲ではなく、「浮気性の男とは結婚しちゃだめよ」という内容とか。
 (記憶の奥の耳に残っているメロディー)
 こちらは超有名な「Venus」。
Shocking Blue - Venus (Video)

 最後は、HEARTの「Barracuda」(1977年、6thシングル/1977年、3rdアルバム『Little Queen』)。
 HEARTの80年代のヒット曲、「Alone」や「These Dreams」しか知らなかったリスナーさん。数年前に初期のころの曲を聴いて、「イメージを見事に覆されました。アンのボーカルはもちろんのこと、ギターのリフもドラムもメチャかっこいい!」と。
 70年代のHEARTはかなりハードロックで、80年代のヒット曲は外部の作曲チームに依頼したものだからポップなんだけど、70年代のワイルドな感じがこのバンドの本来の持ち味なのでは?と草野くん。
 (個人的には、80年代のHEARTは知らなかったです)
Heart - Alone
 (こちらが80年代のヒット曲「Alone」)


 特集の終わりに。
 「たくさんのリクエスト、うれしゅうございました。よろしゅうございました(前々回の導入から? コチラ)。ありがとうございました!」
 リクエスト、意外と来ないんじゃないかな、と思っていたそうです。
 「オレが知らない曲のリクエストもあったりして、また新たな扉が開きました」



 そして今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、ジャッキー吉川とブルーコメッツの「津軽の海」(1971年、22thシングル。作詞:橋本淳、作曲:三原綱木、編曲:川口真)。
 (イントロは・・・、カッコいいですね、「スーパーノヴァ」)
 このコーナーも70年代ナンバーで・・・。
 ジャッキー吉川とブルーコメッツと言えば、思い浮かぶのは「ブルーシャトウ」。
 この曲は、タイトルから「演歌寄りの歌謡ポップ?」と想像しがちだけど、実際は「気持ちがポジティブになるフォークロックナンバーって感じかな?」。

 「若い皆さんにもぜひ聴いてもらいたいと思ってセレクトしました。津軽の海って言うと、津軽海峡冬景色みたいに曇り空のイメージを抱きがちだけど、この曲は、よく晴れた津軽の海が浮かぶ感じですね」
 (初めて聴いた・・・。ほんとうに、よく聴く津軽・・・ではない)


 そして来週は、【70年代ロック・リクエストで漫遊記(パート2)】です。
 1週ではまとめきれないほどのリクエスト数だったそうです。
 (よかった、よかった)


「草野さん、お座敷のお店のときに限って靴下に穴が開いています」


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