■一万回目の Good Morning
息苦しさに背中をつつく
光る時計は 三時半
長い針が 息を吐いて
私のユメを追い越していった
夜の湿った空気が しみこんで
壁の複製画が歪んでいく
枕もとの 着替えの中に
見知らぬ人の顔が笑う
忘れた頃に走る車が
鋭い光で窓を切り裂く
夜の淀みが 速度を緩め
私の不眠を あざ笑う
この次 目を開けたら
窓の端に 光のほこり
躍るつぶたちが 温度を上げて
私の朝がカーテンを開ける
夜明けまでの 重い時間と
朝に向かう 無意味なリハーサル
私を迎える 一万回めの Good Morning.
あなたの視線に はしゃぐ駅までの道
息苦しさに背中をつつく
光る時計は 三時半
長い針が 息を吐いて
私のユメを追い越していった
夜の湿った空気が しみこんで
壁の複製画が歪んでいく
枕もとの 着替えの中に
見知らぬ人の顔が笑う
忘れた頃に走る車が
鋭い光で窓を切り裂く
夜の淀みが 速度を緩め
私の不眠を あざ笑う
この次 目を開けたら
窓の端に 光のほこり
躍るつぶたちが 温度を上げて
私の朝がカーテンを開ける
夜明けまでの 重い時間と
朝に向かう 無意味なリハーサル
私を迎える 一万回めの Good Morning.
あなたの視線に はしゃぐ駅までの道
哀しい詩なのかなと思って読んでいました。
長い針が息を吐いて
私のユメを追い越していった
このくだりで、かなわぬ夢なのかなと思いました。
でも、
朝、駅に行けば、あなたを待っている視線があるんでしょうか。
あなたを抱きしめる視線があるのでしょうか。
まだまだ、たくさんかけるさんの詩を読んでから、
また、この詩を読みに来れば、きっとわかることですね。
また来ます。
ただ、幼い頃は夜に目覚めるのが怖くて、朝が待ち遠しい子だったんですよ。
今はそんなことないですけど。
夜と朝の境目って、案外あやふやで、それがとても不思議だったりしますね。