隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「刹那の命はずませ」~久々の青空の下

2021年05月23日 18時10分28秒 | 日記

2021.05.23(日)



 昨日は、少し賑やかな時間を過ごした。
 久しぶりにご馳走を作って、少し気を遣って、短い時間で雑談を楽しんで、ベランダでシャボン玉を飛ばして。
 
 気持ちを前向きに、今朝は朝ウォーキング。新しいシューズで軽やかに。
 爽やかな風と青空が出迎えてくれた五月の朝。
 近くの巨大倉庫脇の斜面では、飼育されているヤギたちが朝食中。遠くでのんびりしているヤギたちも見える。
 (へ~、ヤギの数え方って、〇匹、〇頭、〇蹄のどれでもいいのね)
 ここのヤギのお仕事のおかげで、斜面の雑草が取り払われてすっきりしている。

 「キミたちは朝からのんびり歩いて、気楽でいいね」
 と言われてしまった・・・。
 
 
 母の施設ではワクチンの接種が始まりそうだ。
 
 
■お疲れさまでした
 スピッツ主催のイベントを大阪で楽しんだ夏。
 帰りに小豆島を訪ねたことがあった。島を一周して棚田を上から眺めたり、思いがけなく夜空の星に心奪われたり。
 そんな中、役所に「祝 琴勇輝関 新入幕」の垂れ幕が目に入った。ときどきなんだけれどムクムクと湧いてくる相撲好き女子の気持ちに火がついて、それからなんとなく気にかけて応援していた。
 兄弟子の大関・琴奨菊関が優勝したときは、琴勇輝関もいい成績で関脇になったんだっけ。あのときが最高だったなあ。
 立ち合いの直前にあげる雄叫び??に白鵬関がクレームをつけたときは、「あなたのエルボーのほうがよほど問題だろ!」と毒づいたりしたもんだ。
 けがに苦しんで幕尻と十両を行ったり来たりするようになって、ついに幕下に落ちたときは、もしかして?と。
 さすがに照ノ富士のような奇跡の復活とはいかなかったけれど、でも本当にお疲れさまでした。

 先日、向こう正面の解説で、びっくりするくらい爽やかに淀みなく解説したりインタビューに応じたりする様子に、うれしい驚き。
 また新しい一面を拝見。
 けがに苦しんだ経験を生かして、弟子たちの指導に新しい道を切り開いてください。
 楽しませてくれて、ありがとうございました。


■ オリンピック
 『朝日新聞』の「耕論:何のための五輪」で、平尾剛氏、石坂友司氏、猪瀬直樹氏の主張を読む。
 
 スポーツ社会学者、という肩書の石坂氏は、商業主義などの流れの中でオリンピックの理念が弱められた経過と理由を述べ、複雑に絡み合ったまま巨大化したオリンピックに疑念を抱きつつも、今中止という選択肢を選べば消えてしまう競技もある可能性を述べ、「ネガティブな価値」も含めたオリンピックの現実に向かい合わなければならないと主張する。そのためには、無観客でも開催し、「オリンピックの意味」を模索すべきだと言う。


 それに対して、元ラグビー日本代表の平尾氏は、東京五輪は中止すべきとはっきり言う。アスリート出身者として、アスリートのパフォーマンスが人々に与える力を強く信じるからこそ、コロナ禍にあって弱い立場の人間への配慮に欠ける点、「始まってしまえば盛り上がる」などという無責任なトップの発言を、「スポーツを愛する者」として看過できないと言う。アスリート出身者だからこその、アスリートたちへの鋭い指摘もある(これは、「期待」という名の後押しなのかもしれない)。彼にとっては、スポーツ=オリンピックではない。スポーツのすばらしさを、勝利至上主義を突き進むオリンピックに矮小化してはならない、という主張は、オリンピックの本質に関わる今後の道を示すものだろう。彼は、民衆の間で「スポーツへの信頼」が崩壊していく未来に危機感を抱いている。

 猪瀬氏の主張は、ここでまとめる価値を認めない。「日本がこの状況下で東京五輪を開催できれば、コロナと戦っている世界中の人々に勇気を与えるでしょう」とは、何を寝ぼけたことを言っているのか。あとは、自分が誘致した頃の理念が、自分が都知事を辞職後、森会長がトップになってから、とんと語られなくなった、という「今さら」発言。

 山口香さんの主張
  https://mainichi.jp/articles/20210519/k00/00m/050/350000c

 平尾剛さんのマガジン『スポーツのこれから』
  https://www.mishimaga.com/books/sportskorekara/003139.html




                              



 最近いただいた、TRAVELER'S notebookのメッセージカードのリフィル。

 

 活版印刷のかすれたような風合いが、旅への郷愁を誘う。
 「僕はきっと旅に出る」(スピッツ)を聴きながら・・・。 
 リリース当時とは異なる状況下の不自由さから、「神様じゃなく たまたまじゃなく はばたくことを許されたら」。
 そう、「初夏の虫のように 刹那の命はずませ」ながら、旅路を歩きたい。
 あれから10年近い月日が流れたことを思えば、私には「刹那の命」という言葉さえ、切実に響く。

 自由に街を歩けるようになったら、のぞいてみたい。
  https://smilelabel.jp/introduce/travelers-factory/



 追記
 オークス勝利者インタビュー。
 ル・メール騎手の勝利者インタビューはちょっと聞き飽きちゃったけど(笑)、デ・ムーロ騎手のインタビューはちょっとうれしい。
 どちらも日本語はお上手ですけど。

 機知に富んだ内容に、じわっと笑いがこぼれる。
 「人生はうまくいかないけど」と話し始めて、亡くなった騎手仲間にも言及して、そのうえで「温かい声援がうれしい」と。


 決定戦の末、照ノ富士優勝!
 膝の状態をきかれて、「相変わらずです」と正直。
 自分の土俵人生はそう長くはないとどこかで語っていた。
 膝に爆弾を抱えつつ、一気にのぼりつめてほしい。
 序二段まで降格して、何度も「やめたい」と言ってきた照ノ富士に、「もう少しがんばれ」と言い聞かせ続けた親方の思いを想像している。


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