神はサイコロを振らない－ワタシのラストデー

■３月８日
神はサイコロを振らない－ワタシのラストデー

　だけど、人はサイコロを振って自分の人生を決めて生きていくんだ。たぶん生きていくって、そういうことなんだろう。運命とか、いろいろいうけど、知らないうちに決められた道を歩いていたんだとしても、それは私たちにはわからないんだし。

　今夜の秀逸は、岸辺一徳の部長でした。憎たらしい会社側のつまんない上司だったけど、結局組織人として筋の通った生き方をしている人ではあったわけで。その彼の心にかすかな変化をもたらしたのは、ヤッチの必死な姿勢だったんだな。言葉で共感したり褒めたりするのは簡単だけど、本当に心を動かされた結果出てくる言葉は重い。そういう人の「自分のために時間を使いなさい。休んだらどうですか」は心に響くね。
　そして、ヤッチの弟、キク坊。アッチの肩にすがって、気持ちは伝わったかな。どうだったかな。

もし明日が人生のラストデーだったら、私は何をするだろう。
誰と過ごすだろう。
何を書き残すだろう。
どんな歌を聴くだろう。
誰のために何を作るだろう。
誰にどんな手紙を書くだろう。
どんなことに泣くだろう。
何を見て笑うだろう。
そしえ、最後の目に何が映るだろう、誰が映るだろう…。