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鹿児島県考古学会

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第9回沖縄考古学会・鹿児島県考古学会合同学会報告

2024-10-29 16:44:15 | 会員へのお知らせ

 10月26・27日(土・日)、指宿市考古博物館 時遊館COCCOはしむれにおいて、第9回沖縄考古学会・鹿児島県考古学会合同学会が開催されました。大会テーマは「近世における薩摩・奄美・沖縄」です。
 今回は対面・オンライン両方式で開催され、対面参加100名、オンライン参加23名を得ました。また2日目の見学会には45名にご参加いただきました。皆様に厚くお礼申し上げます。
 また会場および設備をお貸しいただいた指宿市教育委員会にも心より感謝申し上げます。

 開会冒頭、堂込秀人・鹿児島県考古学会会長、島袋春美・沖縄考古学会会長、田之上典昭・指宿市教育長からの挨拶ののち、研究発表・調査速報では以下の発表がありました。
10 月26 日(土) 
【研究発表】
西牟田瑛子「枚聞神社宝物の基礎調査と山川港周辺の文化財」
山崎真治「ルイス・ビンフォードと金関丈夫-戦後の首里博物館をめぐる研究者群像-」
松﨑大嗣「山川石の考古学-薩南諸島における山川石製墓石の流通-」
今村結記「奄美大島における薩摩藩の白糖工場-久慈白糖工場跡の発掘調査成果を中心に-」
具志堅清大・亀島慎悟・片桐千亜紀「琉球の海上交易に関する水中遺跡調査」
【調査速報】
宮城淳一 「読谷村楚辺親見原遺跡A の発掘調査について」
川口雅之・ 宮﨑大和「鹿屋市萩ヶ峰遺跡出土の仲原式土器について-胎土分析を中心に-」
10 月27 日(日) 
【研究発表】
 西野元勝「鹿児島城跡出土の県外産遺物について」
 麻生伸一「琉球の航路と交易、海商」
 新福大健「近世の山川港」

 26日夜には指宿市内で情報交換会が開かれ、8年ぶりの対面での懇親の機会に大いに盛り上がりました。

 27日午後からは見学会が実施され、成川公園(山川港遠望)、旧正龍寺跡墓石群、枚聞神社、今和泉島津家墓所を巡りました。


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