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シンガポールの雇用許可書の申請(1)

2024-08-05 | ビザと移民

概要

 

雇用許可書(Employment Pass、以下「EP」という)は、シンガポールで就労しようとする管理者、専門家及びその他の技術専門家のために設けられている就労ビザです。シンガポール人材開発省(MOM)は、起業家がシンガポールで会社を設立した後雇用許可書(EP)を取得することを認めています。これによって、当該起業家は、シンガポール会社の事業を展開を始めるためにシンガポールに入国することができます。

 

2023年9月1日から、EP申請者は二段階の資格認証を受けなければなりません。第一段階の給与要件を満たすことに加え、申請者はCOMPASS(Complementarity Assessment Framework、第二段階)に合格する必要があります。COMPASS採点システムは、2023年9月1日から2024年9月1日までのEP申請に適用されます。

 

以下の要件に該当する場合、シンガポールのEPを申請することができます。

 

  • シンガポール会社の投資者、役員又は管理者として、会社を経営するためにシンガポールに転居すること。

 

  • シンガポールで設立された会社として外国人労働者を採用してシンガポールで就労させること。

 

  • シンガポールの雇用主から内定をもらい、雇用主が代理してEPを申請すること。

 

  1. 申請のポイントと要件

 

(1)  申請者の固定月給は5,000シンガポールドル(以下「SGD」という)であること(申請者の年齢に応じて段階的に引き上げられる)。

 

(2)    申請者はCOMPASSで40以上を得たこと。

 

(3)    申請者の認証済学歴証明書及び実務経験はMOMがEPを発行する重要な考え事項であること(場合によっては豊富な職業経験、高い給与が申請者の高等教育の不足を補うことができる)

 

(4)    会社はふさわしい払込資本があること(雇用主の払込資本は、申請者の1年分の給与又は会社の6ヶ月間の運営経費を支えるのに十分でなければならない)

 

(5)    EPは割り当て制度を採用していません。申請は雇用主及び申請者の資格に基づいてMOMによって監査されます。

 

(6)    申請者は、ブースターを含む世界保健機関(WHO)の承認するCOVID-19ワクチンを完全に接種し、シンガポール到着後、予防接種記録を国家予防接種登録(NIR)に更新しなければならない。そうでない場合、申請者はワクチン接種が免除されるかどうかを判断するため、シンガポールで登録された医師による健康診断を受ける必要があります。

 

(7)    EPを申請する前に、雇用主はシンガポールの求人ウェブサイト(MyCareerFuture)で14日間以上広告を掲載し、全ての応募者を公平に検討したこと。会社は次の要件を満たしている場合、広告掲載が免除されます。

 

(i)     社員数が10人未満であること。

(ii)    申請者の固定月給は22,500SGD以上であること。

(iii)   雇用は短期であること。

(iv)   現地転勤者はポジションに就くこと。

(v)    海外会社の社内転勤者はポジションに就くこと

 

COMPASS(Complementarity Assessment Framework、第二段階)については、次回ご紹介させていただきます。

 

 

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