会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

2監査法人が業務改善計画を提出

オリンパスの監査に関与した2つの監査法人が業務改善計画を金融庁に提出したようです。

業務改善計画の提出について(新日本監査法人)

「・・・弊監査法人は、以下の取り組みを内容とする業務の改善計画を策定し、平成24年8月6日付けで金融庁に当該改善計画を提出いたしました。

(1)新規受嘱案件等に係るリスク情報の収集と受嘱審査の強化
(2)監査人交代に係る引継手続の強化
(3)把握したリスクを踏まえた監査の実施及び審査の強化」

金融庁への業務改善計画書の提出について(あずさ監査法人)

「改善計画の骨子は、(1)監査リスク情報を集約・管理する体制の整備、(2)取引の経済合理性に疑問を抱き得るような特異な取引について、法人本部と監査実施者が連携して対応できる体制の整備、(3)監査人交代の際の引継ぎに対する監督態勢の強化であり、当法人は社会が監査法人に求める使命と職責を踏まえ、直ちに全構成員に改善計画の内容を周知徹底させるとともに、実施時期を定め本年8月より法人本部のモニタリング機能強化、職業的懐疑心の一層の向上を目的とした職位別研修、ならびに必要となる規程の改定・整備を通じ、全組織を挙げてその実行に取り組んでいく所存です。」

交代時の引き継ぎが共通しています。

また、「審査の強化」「集約・管理」「法人本部と・・・連携」ということになると、本部機能の強化にもつながりますが、コストカットやリストラとの両立を図る必要がありそうです。

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