最近の監査人交代事例です(2025年3月28日発表分)。
1.モロゾフ(東証プライム)
会計監査人の異動に関するお知らせ (PDFファイル)
トーマツ→清稜監査法人、の交代です
「現任監査法人の監査継続期間が長期にわたることや、当社の事業規模に適した監査対応と監査費用の相当性を考慮し、複数の監査法人を対象に比較検討した結果」とのことです。
清稜を選んだ理由。
「監査等委員会が清稜監査法人を会計監査人の候補者とした理由は、新たな視点での監査が期待できるとともに、独立性及び専門性、監査の実施状況、品質管理体制、監査費用等を総合的に勘案した結果、当社の会計監査人として適任であると判断したものであります。 」
現監査人の就任年は、2007 年です。
2.アップルインターナショナル(東証スタンダード)
アスカ監査法人(同監査法人は2025年1月17日付で行政処分を受けています)→監査法人やまぶき、の交代です。
3月28日付で契約解除したそうです。
「当社は、当社の会計監査人でありますアスカ監査法人との監査契約の解除について、2025年3月 28 日付で合意いたしました。」
「当社の会計監査人であるアスカ監査法人は、2025 年 3 月 28 日開催の第 30 回定時株主総会の終結の時をもって退任となります。同監査法人については、会計監査が適正かつ妥当に行われることを確保する体制を十分に備えておりますが、新たな視点での監査が期待できることに加え、監査法人やまぶきの専門性、独立性、規模、品質管理体制及び監査報酬等につ
いて総合的に検討し、監査法人やまぶきを一時会計監査人に選定するものであります。」
やまぶきを選んだ理由。
「監査役会が監査法人やまぶきを一時会計監査人とした理由は、同監査法人の専門性、独立性、規模、品質管理体制及び監査報酬等を総合的に勘案した結果、当社の一時会計監査人として適任であると判断したためであります。」
現監査人の就任年は、2013 年です。