オルツの粉飾疑惑に関連して、メタリアル(東証グロース)が開示を行っています。
株式会社オルツと当社の関係について(2025年4月28日)
一部インターネット上における風説の流布について(2025年4月29日)
「当社は、同社(オルツ社)の株式を前期中にすべて売却しており、現在は資本関係ならびに業務提携関係も一切ございません。」(4月28日)
「当社は、オルツ社で疑惑とされている当該会計不正(以下「当該会計不正」)について一切認識しておりません。
また、当該投稿等において言及されている当社取締役CTO(以下「同取締役」)は、オルツ社の経営姿勢をめぐる対立によってオルツ社を退職いたしました。具体的には、オルツ社内で発生していた社員へのハラスメント的言動を問題視した同取締役が、社内ガバナンス委員会の設置と対応策の推進を試みたところ、同取締役自身に対してもハラスメントが向けられるようになり、同取締役は精神的に著しく追い詰められ、退職を余儀なくされたものです。この過程において同取締役がオルツ社の当該会計不正に関する情報を認識していた事実はございません。
当社がオルツ社の株式を売却した際にも当該会計不正に関する情報を認識していた事実はございません。」(4月29日)
ということで、オルツの株式を保有していたことは認めています。売却の時期は、前期というだけで具体的にいつだったのかは明らかにされていません。
また、会計不正に関する情報は認識していなかったとしても、オルツ出身で、オルツの当時の内情(ハラスメントをやるような会社であること)に詳しい取締役がいることは認めています。
なお、直近の半期報告書によると、メタリアルの監査人は、フロンティア監査法人です。
当サイトの関連記事(2022年)(メタリアルに対する課徴金納付命令について)
その2(メタリアルほかの監査人交代について)
関連YouTube動画。
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「一部インターネット」が具体的にどれを指しているのかはわかりませんが、この動画では、メタリアルに不正があると断言はしていないようです。