スイスの資源商社グレンコアを取り上げた記事。同社を、米エンロンに例える見方もあるそうです。
「グレンコアは06年、スイスの大手銀行クレディ・スイスと提携し、石油デリバティブ(金融派生商品)を開発、09年から本格的な取引を始めている。また巨額の資金を投じて資源バブル期に米シェール資産の買収を進めた。グレンコアに対する世界の金融機関のエクスポージャー(信用供与総額)は1000億ドル以上とのバンク・オブ・アメリカの試算もあり、財務実態はより深刻な可能性があるという。
欧米では、グレンコアを01年に経営破綻した総合エネルギー企業の米エンロンに例え、「グレンロン」と呼ぶ報道すら出ている。
エンロンが破綻した直接の原因は、97年からの原油価格急落で石油デリバティブに失敗したことだ。巨額の粉飾決算で覆い隠されたエンロンの実態は破綻して初めて明らかになった。グレンコアは第二のエンロンになるのか。」
日本の金融庁が緊急調査したという報道もありました。
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