福島県のいわき信用組合が、個人の名義を使って大口融資先に10億円以上をう回融資していたという記事。
「いわき信用組合によりますと、平成20年7月ごろから平成23年2月ごろにかけて、当時の複数の経営陣が市内の大口融資先の企業の資金繰りを支援するため、自社の役員や融資先の企業の役員、それに親族など個人の名義を使ってう回させ、不正な融資を繰り返していたということです。
不正に融資した額は、これまでの調査で判明しただけで10億円以上に上るとみられるということです。」
旧ツイッターの「X」上の投稿で発覚したそうです。
また、第三者委員会を設置し、調査するそうです。
10年超前の古い話ですが、現時点の引当金などには影響しないのでしょうか。
不祥事件の発覚並びに第三者委員会の設置について(PDFファイル)
発覚の端緒は...
「発覚の端緒
令和 6 年 10 月初めに上部団体である全国信用協同組合連合会(全信組連)から、旧ツイッターの「X」に『元信用組合職員』と名乗る者が当組合を名指しして不祥事を隠蔽しているとの投稿があると連絡を受け、内部調査を進めた結果、「投稿の内容はおおむね事実」と判明しました。」
ディスクロージャー誌によると、この信組は、公認会計士2名による監査を受けているようです。
福島のいわき信組で10億円超迂回融資か SNSに元職員名乗る告発、真偽調査で発覚(産経)
「信組によると、今月まで会長を務めていた男性を含む少なくとも3人の代表理事が、2008年7月ごろ~11年2月ごろ、個人に融資する形で、いわき市内の企業に資金を提供していた。融資は、この企業が東日本大震災や東京電力福島第1原発事故により一時営業休止になるまで続いた。」