PwCあらた監査法人が、7月1日に「有限責任監査法人」への移行手続きを完了したというプレスリリース。法人名称は「PwCあらた有限責任監査法人」となります。
「当法人は、組織運営のガバナンスをさらに強化し、ステークホルダーの皆さまへの説明責任を果たし、引き続き、高品質な監査の実現を通じて日本の金融資本市場の発展への貢献に努めてまいります。」
有限責任化で財務諸表は他の大手監査法人と同様にフル開示となります。
(好みの問題ですが、あずさのように「有限責任PwCあらた監査法人」の方がスマートだったようにも思われます。)
7月1日以降の執行部。
↓
PwCあらた、新執行部体制のお知らせ
あらたといえば、当サイトへのコメントで知ったのですが、「公認会計士育成採用」という無資格者の採用をやっているそうです。
公認会計士育成採用 募集要項
2018年4月入所ということで、大学・大学院卒業予定者を募集しています。「公認会計士試験論文式試験合格まで、トレーニーとして原則学習に専念して頂きます」「専門学校の費用は、法人で負担いたします」「会計に関する知識の有無は問いません。人物本位での魅力のある人材を求めています」「内定期間中に勉強を開始頂くことは任意ですが、法人では早期の合格を実現するため、内定期間中から勉強を開始して頂くことを強く推奨しています」「合格後、研修を経て監査業務に従事して頂きます」というような条件です。つまり、2018年3月までは内定期間として(勉強するのであれば)専門学校の学費を出す、2018年4月以降は職員として試験勉強に専念(仕事はしない?)してもらう(学費も出す)、合格したら監査業務に従事してもらうという、学生にとっては非常に条件のよい求人です。そこまでしないと人が集まらないのだろうか、ちょっと行き過ぎでは、という印象も持ちます。
(他の大手・準大手監査法人も同じようなことをやっているのでしょうか。)
もちろん、これが、会計士を目指しているが経済的には恵まれない学生のために学費を支給するという奨学金(進路は拘束しない)であれば、監査法人の社会貢献といえますが、そういうことでもなさそうです。
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