「流氷博士」北大名誉教授 青田昌秋さん死去 74歳
私の恩師である先生が亡くなられた。
ご冥福をお祈り申し上げます。
思えば21年前....
大学4年生、卒業論文をまとめるため....訪問した紋別で出会った。
僕は、南極観測に関わりたかった。
南極の氷はいろいろあって無理であったが
オホーツクの氷を学ぶことになった。
憧れの船は...もちろん『初代しらせ』であった。
紋別....関東以北に住んだことが無かった自分。
オホーツク紋別は.....とても驚きの風景であった。
旧紋別駅の駅舎が残り.....モノトーンの世界が広がっていた。
水産系の生臭いと群れるカラス....
不安と期待が入り混じる中、先生とであった。
そこには、流氷に集いし仲間たちが居た。
紋別でであったのが...巡視船『そらち』であった。
アイスパトロールに乗船。
そこで見た流氷の素敵な映像。魅せられた。
当時、周囲に居た大人とはまったく違った雰囲気を持つ先生でした。
先生と出会い、流氷を学び、先生の近くにいたいと思った。
流氷と先生の近くにいたいと思い....北海道への就職を決めた。
皆様も、人生を変えた方との出会いってありますよね。
僕にとっては先生が人生を変えた人となりました。
紋別が第二の故郷となり.....
辛い時、仕事行き詰まった時...紋別を訪問しては先生を訪ねた。
半年仕事を休職したことがあった。
そんな時にも....流氷科学センターをはじめ、多くの職員の方々にお世話になり
支えてもらった。先生の存在は僕にとってとても大きかった。
何年前だろうか?!「流氷に集いし人々」を繋ぐ企画を計画して....
半年準備して歴代先輩に連絡をとり....網走で集まった。
多くの人が集まってくれた。先生の笑顔が忘れられない。
先生と出会えて...北海道に就職して...流氷に関われて...本当に感謝です。
流氷研究の第一人者、未来を背負う子供たちのことを第一に考え.....
紋別を愛し、流氷を愛した先生。
お別れをしに紋別の地を訪問します。ご冥福をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
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