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女三人弥次喜多道中パート5

2020年04月14日 | 日記

さあ、今日で帰る人のため、御近所さんからの差し入れを三等分して分けた。小母さんの約束したジャガイモは、残念ながら一つもとれていなかった。草に負けたのだ。もう三人で作業する時間は午前中しか残されてはいない。早めに朝食をいつものようにセツトして簡単に済ませた。早々と作業に取り掛かる。まだ垣根は、昨日三分一しかできていない。明日一日では、終わらない。これは明日専門の業者に来てもらうように、小母さんが交渉、成立。まずは追い詰めながら、三人は草取り、家掃除、ゴミ整理に追われ、みな、汗だくだく、熱射病にならないため水分補給を忘れずに休憩。何と半分しか草むしりができない中、みな悲壮感漂わせながら、小母さんの手伝いをする美女たち。損得抜きで手伝う姿は、美しい。これが人間社会の友情と言うものかと、蛙のカーコは考えた。小母さんの甘い言葉に誘われても、自分の家を犠牲にして付き合う心優しい面々に、小母さんは心から感謝していた。「11時30分には、車で海沿いの景色見ながら、海岸線を走り、お食事は鴨川の駅で食べようね。食べた後は、駅前の高速乗場を案内するから、気を付けて帰ってね。忘れ物無いように準備してよ。」その号令で時間まで作業、そして身支度。出発,進行!帰る人と残る人、それぞれもう少しでサヨナラだと思うと、寂しい!海岸線を走る、ここから「仁右衛門島がいけるんだよ」鴨川オーシャンパークの道の駅を通過して鴨川のジャスコ目指す。お天気は最高なので海がきれいに見える。仕事ナシなら尚良いのですが、小母さんとしては景色のプレゼントのつもりなのでしょう。12時近くに到着。駐車場に車を入れ、三人で取る最後の昼食を食べる。やはり三人でこの地まで来たのに、一人欠けるのは、寂しい。もうすぐ鴨川発東京行きの高速バスが来る。心なしか残る一人は、片腕とられたような気分を味わってる。バス来た。三人の旅はここまで。彼女に「助けてくれてありがとう。気を付けて帰ってね。」見送りして、もと来た道を夜の買いものして戻って来た。一人帰ったことで、残った彼女にも、気持ちの変化が起きたように、蛙のカーコには感じられた。夜までの短い時間、農作業をしたけれどなかなか片付かない。カーコも彼と一緒に小母さんたちを見つめていた。一人欠けた、煎餅毛布に包まり寝た。予定では、明日帰らなければならないのに、畑が片付いていない。いやな予感が走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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