NHKの番組「プロフェッショナル仕事の流儀」でも紹介されたことがあるので、
ご存じの方もあるかもしれませんが、こんな話を見つけたのでシェアしますね
100%不可能だと言われていた、無農薬でかつ、有機肥料も一切使わないリンゴを
育てている木村秋則さんの人生を綴ったものです。
木村さんが農薬も肥料も使わない栽培を確立するまでには、長く壮絶な格闘がありました。
かつて、農薬を使っていた木村さん。
その農薬で皮膚がかぶれたことをきっかけに、農薬を使わない栽培に挑戦し始めた。
しかし3年たっても4年たってもりんごは実らない。収入の無くなった・・・
それは、言葉では語れないほどの苦難の連続でした。
ほとんどの財産を失い、食べるのにも困ってキャバレーの呼び込みや、出稼ぎで生活費を稼いだ。
畑の雑草で食費を切りつめ、子供たちは小さな消しゴムを3つに分けて使う極貧生活。
リンゴの木は、病気にかかって次々と枯れ始めます。
それでも、何か方法があるに違いないと、農薬に代わるあらゆる物を試して病害虫と戦います。
6年目の夏、絶望した木村は死を決意した。
ロープを片手に死に場所を求めて岩木山をさまよう。
そこでふと目にしたドングリの木で栽培のヒントをつかむ。
「なぜ山の木に害虫も病気も少ないのだろう?」疑問に思い、根本の土を掘りかえすと
手で掘り返せるほど柔らかい。この土を再現すれば、りんごが実るのではないか?
そんな木村さんが、トウモロコシを作っていたときのお話です。
せっかく作ったトウモロコシが、タヌキに食べられてしまう。
そこで、虎バサミの罠をしかけたら、仔ダヌキが掴まった。
しかし、その脇で、母親タヌキが木村さんが近づいても逃げないで仔ダヌキを見守っている。
可愛そうになって虎バサミを外してやった。
すると、母親タヌキがいつまでも、仔ダヌキの傷のところを一生懸命になめてやっている。
「罪なことをしたなぁ」と思ったそうです・・・
そこで、木村さんは、歯の欠けたようなった見てくれの悪いトウモロコシを、
収穫たびに畑の脇に置いてくるようにした。
普通は、エサなんかやると、もっと悪戯をするのではと思うが、
ピタッと被害が収まったというのです。
実は、この考え方は、木村さんの農法と深く関わっています。
木村さんのリンゴ畑は、人の胸の高さほども伸びた雑草でぼうぼう。
そこは、バッタ、ハチ、カエル、野ネズミ、ウサギの天国。
畑というよりも、人の手の入らない野山の風景だといいます。
つまり、自然のままの状態で、自然と共生することで、
農薬も肥料も使わないリンゴを作ることに成功されたのでした。
病害虫と戦うのではなくて、共生するのです。
こんなエピソードが紹介されています。
絶望の中で、枯れかけたリンゴの木、一本、一本に
「枯れないでくれ」と頼んで回ったときのこと。
周囲の農家の人たちには、その姿を見られたくなかった。
無農薬リンゴを作るために貧乏のどん底になって、「気が狂った」と思われていたからです。
頼みを聞いてくれたのか、枯れずに残ってくれたリンゴの木があった。
しかし、あとで、こんな事実に気づいたそうです。
木村さんが声をかけなかった木は、一本残らず枯れていたということに。
思いやりの心は、人間だけじゃなくて、動物や植物にも通じる。
育てるという事は、技術だけではなく、心も大切なんですね。
我々人間も、自然の中の一部なんだなぁ~と感じました。
それも、ちっぽけな一員であると。
ご存じの方もあるかもしれませんが、こんな話を見つけたのでシェアしますね
100%不可能だと言われていた、無農薬でかつ、有機肥料も一切使わないリンゴを
育てている木村秋則さんの人生を綴ったものです。
木村さんが農薬も肥料も使わない栽培を確立するまでには、長く壮絶な格闘がありました。
かつて、農薬を使っていた木村さん。
その農薬で皮膚がかぶれたことをきっかけに、農薬を使わない栽培に挑戦し始めた。
しかし3年たっても4年たってもりんごは実らない。収入の無くなった・・・
それは、言葉では語れないほどの苦難の連続でした。
ほとんどの財産を失い、食べるのにも困ってキャバレーの呼び込みや、出稼ぎで生活費を稼いだ。
畑の雑草で食費を切りつめ、子供たちは小さな消しゴムを3つに分けて使う極貧生活。
リンゴの木は、病気にかかって次々と枯れ始めます。
それでも、何か方法があるに違いないと、農薬に代わるあらゆる物を試して病害虫と戦います。
6年目の夏、絶望した木村は死を決意した。
ロープを片手に死に場所を求めて岩木山をさまよう。
そこでふと目にしたドングリの木で栽培のヒントをつかむ。
「なぜ山の木に害虫も病気も少ないのだろう?」疑問に思い、根本の土を掘りかえすと
手で掘り返せるほど柔らかい。この土を再現すれば、りんごが実るのではないか?
そんな木村さんが、トウモロコシを作っていたときのお話です。
せっかく作ったトウモロコシが、タヌキに食べられてしまう。
そこで、虎バサミの罠をしかけたら、仔ダヌキが掴まった。
しかし、その脇で、母親タヌキが木村さんが近づいても逃げないで仔ダヌキを見守っている。
可愛そうになって虎バサミを外してやった。
すると、母親タヌキがいつまでも、仔ダヌキの傷のところを一生懸命になめてやっている。
「罪なことをしたなぁ」と思ったそうです・・・
そこで、木村さんは、歯の欠けたようなった見てくれの悪いトウモロコシを、
収穫たびに畑の脇に置いてくるようにした。
普通は、エサなんかやると、もっと悪戯をするのではと思うが、
ピタッと被害が収まったというのです。
実は、この考え方は、木村さんの農法と深く関わっています。
木村さんのリンゴ畑は、人の胸の高さほども伸びた雑草でぼうぼう。
そこは、バッタ、ハチ、カエル、野ネズミ、ウサギの天国。
畑というよりも、人の手の入らない野山の風景だといいます。
つまり、自然のままの状態で、自然と共生することで、
農薬も肥料も使わないリンゴを作ることに成功されたのでした。
病害虫と戦うのではなくて、共生するのです。
こんなエピソードが紹介されています。
絶望の中で、枯れかけたリンゴの木、一本、一本に
「枯れないでくれ」と頼んで回ったときのこと。
周囲の農家の人たちには、その姿を見られたくなかった。
無農薬リンゴを作るために貧乏のどん底になって、「気が狂った」と思われていたからです。
頼みを聞いてくれたのか、枯れずに残ってくれたリンゴの木があった。
しかし、あとで、こんな事実に気づいたそうです。
木村さんが声をかけなかった木は、一本残らず枯れていたということに。
思いやりの心は、人間だけじゃなくて、動物や植物にも通じる。
育てるという事は、技術だけではなく、心も大切なんですね。
我々人間も、自然の中の一部なんだなぁ~と感じました。
それも、ちっぽけな一員であると。