イエス・キリストが処刑される前夜の最後の晩餐でパンを裂き私の体と言って12人の弟子に与え、私の血と聖杯からワインを勧める。
釈迦は伝道旅に王舎城の竹林精舎を出発、鍛冶屋のチュンダのために法を説き供養のキノコの食中毒で命を落した。自分を拠所に自然の摂理を拠所に生きる事をアーナンダに遺言する。
キリストは権力者に殺されパンとワインを弟子に与え、釈迦は病に倒れ言葉を残した。
人に殺されたキリスト、自然の毒に中った釈迦。
教祖の死様の違いが、信者の生活スタイルに決定的な違いを生じさせた。
唯物傾向か、唯心的なのか。攻撃的なのか、非暴力的なのか。弱肉強食なのか、捨身飼虎なのか。
自灯明、法灯明で自己責任の人生哲学の実践・自前の宗教を獲得する以外に方法が見つからない。