古き良き時代の祖国には文通なる郵政省の手紙のやりとりが有った。
高度文明社会には奇妙な道具が発明される。面識のない人とネットのオンラインの文字・写真を介するコメントて意気投合、友達になる道具がフェイスブックなるモノだ。
親密になると直接会いたくなるのが人情、それがオフ会、諸般の要件の好循環で北島三郎の愛唱歌・函館の女(ひと)の函館でのオフ会に参加した。
特に会いたかったのは釧路の女だった。想定できるコメントから逸脱する奇想天外な返信に驚き、笑い、感動するが根底に妙に優しさがある。
オフ会の案内は一年前に有ったのだが、その間にご主人が脳梗塞の闘病生活、参加が危ぶまれたのであるが、夫の回復に対する闘志、妻の懸命なる介護、奇跡的な早い回復でお会いできた。
偶然、函館山の頂へ、タクシーに三人が同乗して到着、車椅子を押して眺めた落日、釧路の女の一言で優しさの源を知った。
私たち夫婦、お互いにバツイチなんだよね。ご夫婦の笑顔が爽やかだった。