
旅は他に目的が有るから旅館は寝るだけになるのが通例で、主に格安ビジネスホテルに素泊まり、例外は温泉地や山中で旅館しか存在しない地では2食付きの旅館に投宿する。
新幹線で日本縦断し、国鉄時代の最南端駅の西大山に行った時は指宿温泉旅館で、四国遍路で中間地点の44番大宝寺と45番岩屋寺を巡礼した時が該当する。
玄関前の歓迎の看板に名字を発見して嬉しく思い、古き良き日本の旅館が健在であることを実感したものだ。
西欧化が進み女性の自立が進む世間では個人情報の保護や犯罪が続発する都会の論理は迷惑と思うらしい。
旅の目的を達成し旅館に辿り着いて名字を発見、旅館の歓迎の心を有難く思うのが大和魂だろうと思うのである。