ボケた老婆の面倒を見た娘の話を聞いた。今は娘も老婆。
周囲からボケたら5年で死ぬからねと聞かされていたが、21年付きあったと笑う。
ボケは若かりし頃、我慢した願望や夢が突然現われる。
ある時、ベットを与えたら、近所の人に、娘は私のベットのモデル料をネコババしていると言いふらす
あの器量でモデル?そんな願望、夢が深層心理に存在したのだ。
ある時、近所に娘は卵を食べさせてくれないと愚痴る。農家出身の母親は娘の頃には卵を毎日食べていたのだろう
毎日朝昼晩、卵攻撃、1ヵ月後に母親が言った。もう卵は飽きたからね。
ある時、近所に娘が私の財布や貯金通帳から勝手にお金を使っていると言いふらす。
カレンダーの裏紙に大きな字で私が財布と通帳を預かっていますと書いて張っておいた。近所の人が来訪、母親が愚痴った時、それを読み上げたら一件落着、他人の言葉がボケの特効薬。
ある時、朝食後直ぐに、朝御飯食べたい。何を食べたか思い出せないのは老人としては正常、朝御飯を食べた事を忘れるならボケ老人
仏壇にアンパンがあるから食べてねと母親に諭す。一ヶ月後には夜までアンパンが残っているように成ったそうである。満足願望はボケても消えない。
ボケとツッコミの漫才、ボケに上手くツッコミを入れると苦しい人生楽しくなる。