日本銀行は奇妙な法人 １２６号

日本銀行は、資本金1億円の認可法人である。出資者は日本国が５５％、民間が４５％である。「出資証券」が発行され、ジャスダック証券取引所に上場され、株券に準じて取引されている。取引単位は１００口である。株式会社と異なり、出資者は経営に関与することはできず、配当金は、５円である。売買価格は株式市場における実勢価格であり、現在は１６万円である。最低の取引で１６００万円投資すると、配当金は５００円になる。株価の上昇は期待薄で、経済原則からしたら利益は何も無いように見える。購入する人の心理は凡人には理解できないし、日本国は不可思議な事をする。ひょっとしたら中元歳暮時期に、出資者保護の名目で、自社商品の紙幣を配ったりしているのかもしれない。製造原価で計算して、社会通念上許される範囲内で贈答したら、額面金額が数百万円になる。

受領した金銭の中に不審な紙幣があった場合には、日本銀行に持ち込むと真贋を鑑定してくれるが、贋札であっても真券との交換はせず、補償もない。民間企業の菓子屋でクレーム処理担当の時期があったが、消費者保護の観点から、企業イメージ防衛の観点から、無条件で、多少の理不尽な理由でも商品交換に応ずるのが、民間企業である。ただし恐喝まがいのアウトローの要求は、警察と共同で毅然とした態度で対応した。日本銀行が民間企業なら、消費者に見放されて、倒産しているはずであるが、親会社が親方日の丸の日本国なので、存続している。

日本銀行の正式名称は日本国株式会社日本銀行支店である。日本国株式会社の年商８２兆円で負債総額は１０００兆円を超えている。私も日本国の従業員であったが、６２歳で退職したのである。退職金は分割払いで、月１０数万円である。長年にわたる総務課社会保険係の不祥事で、このまま継続して年金の銀行振込があるか不明である。

もし万一、支給停止になれば、信州姨捨山伝説が復活する事になり、国連の人道問題検討委員会が国連軍を派遣することになる。その時自衛隊は防衛の為に戦うのか。こんなことなら、一時金を支給され、国民総幸福量を提唱するブータン国に転職しておけばよかった。この年齢では再就職は叶わぬ夢であるから、今度の株主総会である参議院選挙で批判票を投じたいと思っている。

蟻の穴で、堤防が崩れるかもしれない。そうゆう蟻の存在も有りだから、日本国の取締役会は真面目に業務に励んでもらいたいのである。政治不信から、不安が発生した。今晩も、不安を忘れる為に、焼酎を頂く事にする。そうして高額の酒税を支払うのである。完璧なまでの悪循環である。