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風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

地震が有るけど優しい地球 309号

2008年06月26日 12時12分15秒 | 随想
地球温暖化は、凄いスピードで進んでおり、間違いなく我々の生活に大きな影響を与えることが予想される。

ヒマラヤの氷河湖決壊で山麓の村が消滅する危機がある。

富士山頂付近に広がる永久凍土が温暖化のため年々解けて小さくなり、過去30年で分布域の下限の標高が最大300メートル以上も上昇している。清流柿田川の水量が減少し、山麓の製紙産業や生活用水の不足が懸念される。

ロシア・東シベリアの永久凍土が2004年以降、急速に解け始めている。地球温暖化や降水・降雪量の増加が原因とみられ、夏に雨が増えると凍土が解けやすくなり、冬の積雪量が多いと、夏に地中に蓄積された熱が放出されにくくなり、永久凍土が解ける要因になる。

固体の水が液体となり海に流れ込むと海面が上昇する。バチカンを除くと、独立国としては最も少ない人口のミニ国家ツバルは、海抜が最大でも5mと低いため、国家が消滅する危機である。

沖ノ鳥島は、小笠原諸島に連なる太平洋上に浮かぶ日本最南端の東小島と北小島の2つの島であるが、水没すると日本の経済水域が縮小し将来の可能性が減少する。

岩手・宮城内陸地震で栗駒山麓に地震湖が出来て水を溜めている。あんな山奥に人間がダムを建造するには、巨額の金と労力を投入しても長い年月が掛かるが、地球は瞬時に河川を堰き止め、しかも幾つも造り急激な水の流失を阻止し、海面上昇の防止に貢献している。人間が補強して活用すれば、今は地獄の様相の栗駒山麓は仮の姿で、将来は水の豊富な楽園になる可能性を秘めている。

地球の営みを信じて、その流れに乗ると、全ての自然現象は人間に好意的に見えてくる。地球は一切有情に公平に優しい。だから人間は地球に逆らう行動を慎む謙虚さが不可欠で、転倒した浅知恵で破壊してはいけない。地球が地球を破壊することは地球の責任の活動で、居候の人間がとやかく言えることではない。

地球にお任せの心になると不安が無くなり、地震保険に加入する気持ちが消滅する。

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