「毎日が日曜日」の生活も2ヶ月が経過した。我侭放題の一国一城の主にも結構ストレスが溜まるのである。粗大ゴミ、濡れ落葉など、疎んじられる存在である空気が読める。原因不明の心の病気には転地療養がある。
13日から4日間、17回目の援農ボランティアで飯田市座光寺の篠田農園を訪れた。高速バスの2時間、南アルプスの残雪の山を目にすると、気持ちが農夫モードに変化し引き締まる。
今は林檎の摘果作業の最盛期である。主人は作業の指示をして、高度な経験を要求される桃の最終摘果の為、林檎園を離れる。広い農園に我一人、農作業三昧に没入する。
日没に終え、湯ヶ洞「御大の湯」で入浴、筍・わらび・山蕗等今が旬の山菜を肴に焼酎「風太」を頂き、談笑する。労働の後の食事は殊の外美味である。主人の4月下旬の霜の被害は、昔に設置した扇風機で回避した事、天候異変による飢饉対策は万全である話は50年の経験が言わせる自信である。
翌日は、就農希望の好青年2名と共に作業することになった。教育に対する疑問、自動車産業との決別、理由は様々であるが、Uターンして故郷で農業をすると言う。プロを目指す人間の意気込みは一味違う。そして同好の仲間だから話題も不思議と一致する。主人は自然の怖さを再三語るのである。
最終日は、東京原宿で仕事をするお嬢さんが作業に加わる。都会のストレスを解消できるのだろう。勤務先のビルが売却され、立ち退くと言う。購入先が、オイラが33年勤務した忘却の彼方の会社である奇想天外な事実。世間の因縁は複雑に錯綜している。
積極的に生きる意欲が戻り、今晩の中学の同期会に参加すべく、高森バス停から長野行きの高速バスに乗車した。中学卒業から50年が経過している。
「おのずから住めば持戒のこの山は、まことなるかな依身より依所」は比叡山の最澄上人の言葉であるが、環境が大切であることを実感できたのである。

13日から4日間、17回目の援農ボランティアで飯田市座光寺の篠田農園を訪れた。高速バスの2時間、南アルプスの残雪の山を目にすると、気持ちが農夫モードに変化し引き締まる。
今は林檎の摘果作業の最盛期である。主人は作業の指示をして、高度な経験を要求される桃の最終摘果の為、林檎園を離れる。広い農園に我一人、農作業三昧に没入する。
日没に終え、湯ヶ洞「御大の湯」で入浴、筍・わらび・山蕗等今が旬の山菜を肴に焼酎「風太」を頂き、談笑する。労働の後の食事は殊の外美味である。主人の4月下旬の霜の被害は、昔に設置した扇風機で回避した事、天候異変による飢饉対策は万全である話は50年の経験が言わせる自信である。
翌日は、就農希望の好青年2名と共に作業することになった。教育に対する疑問、自動車産業との決別、理由は様々であるが、Uターンして故郷で農業をすると言う。プロを目指す人間の意気込みは一味違う。そして同好の仲間だから話題も不思議と一致する。主人は自然の怖さを再三語るのである。
最終日は、東京原宿で仕事をするお嬢さんが作業に加わる。都会のストレスを解消できるのだろう。勤務先のビルが売却され、立ち退くと言う。購入先が、オイラが33年勤務した忘却の彼方の会社である奇想天外な事実。世間の因縁は複雑に錯綜している。
積極的に生きる意欲が戻り、今晩の中学の同期会に参加すべく、高森バス停から長野行きの高速バスに乗車した。中学卒業から50年が経過している。
「おのずから住めば持戒のこの山は、まことなるかな依身より依所」は比叡山の最澄上人の言葉であるが、環境が大切であることを実感できたのである。
