風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

長旅を終わって

2018年01月17日 11時35分30秒 | 随想

当面の旅の目的地は国鉄時代の東西南北の端駅に到達する事、踏破済みは最南端の西大山駅で一昨年の水無月で雨降り、正月には普通列車を乗り継いて一人旅で快晴の最西端の松浦鉄道・たびら平戸口駅に到達した。

朝食抜きで岡崎駅6時11分の311系に乗り、大垣で313系に乗換、8時に到着した米原で朝食を目論んだが、初詣客の大混雑で叶わなかった。

空腹を抱え、223系で10時49分に到着した姫路駅で一杯の駅そばを食し生き返った。食券を渡してから〇分で出てくる、駅そばのプロの仕事だ。

吉備之国くまなく旅し隊、ひるね姫xくらしきの窓の開閉可能な旧式の115系ラッピングトレインを乗り継いで、次は岡山の12時38分に一杯の駅そばと思ったが、未だ満腹が解消せず、次の終着駅の三原駅14時30分の一杯の駅そばを想定した。

なぜか一駅手前の糸崎で大部分が降車する。三原駅そばの店をホームに発見、駆け寄ると残酷な掲示が有る「9月に閉店しました」

糸崎始発の電車は超満員、空腹を抱えて空席探しに往生、降車理由が判明した。

速度が落ちる瀬野八の難所を越え宮島口に辿り着いたのが16時35分、宮島ボートの傍の波止場からJRの渡し船に乗船、日没の初詣客で混雑する厳島神社の参拝を早々に済ませ、空腹を満たしたのは19時の宿泊地の岩国駅前の一杯の中華そば、疲労困憊、駅前旅館で早々に高いびき。1月4日の日記

二日目は岩国6時44分、クハ114-3007で瀬戸内海の波打ち際を走り、厚狭を過ぎると埴生山陽オート、小月カップヌードル大工場、長府下関ボート、幡生で山陰線と分岐、下関10時1分、8分後にクハ412-212で門司、乗換の415-1501で10時29分に門司港レトロ、古風な港町が念頭に有ったが近代的なテーマパークは想定外、九州鉄道記念館見学。

鹿児島本線始発駅の門司港12時18分荒尾行のクモハ813-106で鳥栖15分間乗換の長崎本線佐世保行き817-V028編成で14時26分発、武雄温泉で途中下車、15分歩いて古湯に立ち寄り湯、早岐でスイッチバックして17時52分佐世保駅、四ケ町アーケードを歩き、ビッグマンで元祖ベーコンエッグバーガーの夕食、駅前旅館に宿泊 1月5日の日記

三日目は松浦鉄道佐世保駅日の出までほど遠い6時43分、佐世保中央~中佐世保間の日本最小駅間距離200mを通過、8時5分に日本普通鉄道最西端駅のたびら平戸口に1両の気動車普通列車MR610で到着、9時開業の駅業務前の8時48分にMR608で伊万里経由有田に出発、訪問証明書の取得困難の危機に遭遇したが、駅売店の老婦人の好意で就業前の女性駅員に発行して頂けた。

土曜日に今年初の「ななつ星in九州」が博多を9時58分に出発、長崎本線・佐世保本線経由で長崎に一泊二日の列車旅、前夜に時刻表で検討、肥前山口が適所、11時23分着、11時57分発の間に、11時50分から51分まで停車する。

鳥栖・小倉・下関・新山口・岩国で乗換、19時35分に広島着、駅ビルで広島焼きを食し、駅前旅館で就寝。1月6日の日記

四日目は6時36分広島発、サンフレッチェ広島のラッピングの115系で観光予定の岡山後楽園を広島ドーム、岩国錦帯橋と同様に取りやめ、川崎車両の151系こだまと〇系新幹線の先頭車両を見る為に兵庫駅を目指し、終着駅の和気駅まで乗車、乗り換えて相生駅に到着すると、千里丘駅で人身事故でダイヤが乱れ、30分足止め、兵庫駅にようやく下車、徒歩20分で青春時代の憬れの車両と対面、老人と同様、50年を過ぎる歳月の流れを感じる。

遅れの残る電車を乗り継ぎ米原到着、17時33分の313系特別快速で青春18きっぷの老若男女で混雑する313系でしばし立席、岐阜で空席を見つけ着席、19時23分に岡崎に帰着。1月7日の日記

この年でよくぞ成し遂げた、切符は格安かもしれませんけれども……、終わってから、なんで途中挫折の旅はしたくなかったし、今回はそう思っていないし……、初めて自分で自分をほめたいと思います。

終着駅は始発駅、未達の最北端の稚内駅、最東端の東根室駅への出発準備を始める。

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