一隅を照らすは国の宝 2021年05月29日 11時58分08秒 | 随想 国の重要文化財になることが決まった国立代々木競技場は、1964年東京五輪のために造られた大小二つの体育館で、丹下健三氏が設計した。最年少の国宝の道が開けた。 第一体育館の大屋根は約130メートル離れた高さ約40メートルの巨大な柱の間に張られたワイヤによる吊り構造だから巨大な空間が出現する。小さい方の第二体育館は、一本の柱から屋根が吊られている。 戦後の暗い青春時代を過ごし二十才だったが、この建 . . . 本文を読む