こんなブルースもある

一人娘を学校事故でなくし、妻は難病。
泣いたり、怒ったり、悩んだり。
自分なりに、誠実に、忙しい心を綴りたい。

家内は乳がんでした。

2011-12-23 16:53:44 | 家内の病気・通院
ご訪問いただき、感謝です。
そこにオルドと申します。


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事故以来、
希望や生きがいを見失いましたが、

多くの方々から、
心からの寄り添いを頂いているおかげで、

少しずつ、
涙をコントロール出来るようになりました。

そんな日常の心の動きを率直につづっています。

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昨日、おっぱいにある腫瘍が悪性であることが判りました。

家内の事です。

2か所腫瘍があるため、ドクターは左乳房全摘出を進めています。

幸いな事に、
しこりは小さく進行度はステージ1の判定でした。

年明けの手術を勧められましたが、
家内は強く拒否しました。

家内は神経疾患(多発性硬化症)の難病で、両下肢はほとんど力が入らす特に左はぐらぐらな状態の中、なんとか腕の力だけで家の中の移動を自力でこなしている状態です。

特に寒い時期は動きづらそうです。

そんな中、乳房切除術やリンパ節生検をやると、腕の筋力が落ち、何とかこなしている自力移動がますます困難になる恐れがあるため、この寒い時期の手術を拒否しました。

家内の本音は、「たかだか乳がんの手術ごときに私の生活を阻害されたくない」の思いがあるのかもしれません。

家内はドクターに、
「長生きはしたくない」と言いました。

ドクターは、
「残念ながら乳がんなんかでは死なない」と言い返しました。

意気地のない私は、
ただただ、苦笑いをするだけでした。

「がんと付き合う」というブルースが、
また一つ増えたことは間違いないのですが、

とりあえず、その処置は先送りにして、クリスマスと年末年始を変わらぬ日常の中で過ごしたいです。


読んでいただき、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

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